やました先生の言葉
・自分で考えさせることが、子どもの断捨離には大事なこと
・選び抜くことが、思考のトレーニングになるんだよね
・選択・決断 自分で考えて自分で決めていく
・これからの人生 自分で決めていかないと、情報ばかりあるから、振り回されちゃうね
断捨離は思考のトレーニングになるとは。深いですねえ~。ではここからは、具体的にどんな声掛けをしていたのか紹介しますね。
先生「じゃあ、あそこを空っぽにして、本当に大好きな物だけ飾って、それ以外はサヨナラ。やってみる?」
子 「うん」先生「どう?からっぽになって。」
子 「広―い!」先生「広いよね。広い“お城”に持っていくのは、あなたにとって大事な物だけ。じゃあ、大事じゃない物とはお別れ。まずは、大事なものとそうでない物と分けていこうか。」
やました先生は一貫して、本当に大事なものを自分で考えさせ、それが大人から見たら要らない物に見えたとしても「それが好きなんだね。大事なんだね。」と共感していました。
子どもの「感性」に寄り添い、子どもの気持ちを「共有」する姿勢ですね。
例えば、自分で採った朝顔の種なんかも子どもにとっては大事なものなんですね。
驚くのはここからです。そんなやり取りをしているうちに、なんと、子どもの選択のスピードが上がってきたんです。
そして、親がいくら言っても絶対捨てなかった、図工の時間に作った工作を「もういらない」と差し出したのです。
もうこれは手放していいと、自分で気づいたんですね。
それを見たご両親は「これずっとさよならできなかったんです!魔法みたい!」と、子どもの成長を感じ、感激していました。
それだけでは終わりません。さらにこの後、子どもの驚くべき能力が発揮されたのです。
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