子どもの進路を邪魔する 原因は親や祖父母だった!?
岡山発、思春期の子育てにアンガーマネジメントとコミュニケーションの研修・講演の講師、元中学校教師いなっち先生こと稲田尚久です。
以前のことになりますが、年始に自分の実家へ帰省していた時のこと。全国高校サッカーのことがテレビで流れていました。
それを見ていた父が「〇〇高校いうのは、どこなら?」と言ったので、僕は「〇〇高校は、前は△△高校じゃったところじゃわ」と答えたんです。
すると父は「ああー!なんじゃあれかぁ~。△△いうたらもう・・・」と、当時のその高校のイメージを言うわけですよ。
僕はいい加減にしてほしかったので「今は、全然違うで!すごく部活動も勉強も熱心で、私立高校では大人気の高校なんじゃけえ!年配の人はすぐに昔のイメージで高校のことを言うけえ困るわ」と反論。
すると父は「わしらの頃は、そうじゃったけえそう思うがな」と。まあ、それは無理もありません。
子どもの進路を邪魔する 親や祖父母の価値観
ただし、祖父母などのそういった過去のイメージからくる発言は、気を付けないと 子どもの進路を邪魔する こととなり悪い影響を与えるんですよ。
これは祖父母に限らず、僕たち親も同じです。過去のイメージで高校について子どもへアドバイスするのは、やめたほうがいい。
今、どこの高校も生徒減に対して対策を工夫しています。特に私立高校は個別対応などすごく力入れてくれていたり、お陰様で我が家の3人の子どもは、すごく高校に支えてもらいました。
ところが田舎は、まだまだ公立高校のほうがイメージがいいという人がいます。特に伝統ある進学校に対して、そこに入ることがステータスみたいな。
そのことを象徴する出来事を聞いたことがあります。ある家庭でのおばあちゃんの話。
このことについては次のページへ続く。
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