我が子が思春期 に入ったら信じて手放す
思春期は、「私は〇〇な人」ということを探し続けている時期だから不安定になったり、イライラしたり、心が乱れるのです。
思春期は「自分とは何者?」「どこからきて、どこへいくのか?」といった自分への問いかけに、自分なりに答えを出さなければいけないんですよね。
この問いの答えに正解はありません。自分なりの答えがあるのです。
「自分はこんな人間だ」を自分なりに見つけて答えを出す。これが思春期なのです。
ところが、思春期に親が子どもの自己像を決定するとどうなるでしょうか?
「あなたは〇〇だから」さらには「あなたは〇〇だから、こうしなさい」と、やることまで決められる。
これでは、せっかく自分探しをしようとしても、自分を見つけられませんよね。
親の基準で自分というものが決められてしまいます。
本当の自分と親から決められた自分。
このはざまでさらに悩んでしまったり、本当の自分を押し殺したまま、青年期へ入ってしまうことにもなります。
アイデンティティを確立できないままだと、情緒の不安定さで社会へ適応できにくくなることもあります。
アイデンティティを確立できないまま大人になる。
そういう人は、大人になっても生きづらさを感じています。
さらに、大人になっても親が「あなたは〇〇だから、こうしなさい」と干渉してくることも。
それは、親心ではありませんよ。子どもへの依存です。
「あなたのため」
このセリフを言っているあなた。それはもう子どもへの依存の第一歩です。
子どもを信じて手放す勇気を親は持たなきゃいけませんよ。
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