さらにこんなことをお母さんが知っていたら、もっと楽に子どもと関われるなあと感じたこととは?
それは、まず子どもの気持ちを『受け止める』ということをしてほしいってことです。
「寒い」と言えば、「そうかあ、寒いんだね」って、まずは肯定的に受け止めるだけでいいんです。
「寒くない!」って強引に否定しても、子どもは「寒い」って感じているわけですから、納得できないんですよね。
外発的動機づけで行動させると自主性が育たない
さらに、このお母さん「静かにしてないとバスから降ろされるよ!」って、子どもへ言ってました。
これもまずい声かけなんです。だって子どもが喋っていても降ろされることはありませんから。
実際に起きもしないことを、起きるかのように恐れさせることは止めた方がいいですね
それに『降ろされるから、静かにする』ということは『降ろされなかったら、静かにしなくていい』ということになってしまいます。
これだと、『怒られるから、静かにする』ということと同じで、『怒られなければ、静かにしなくていい』ということになってしまいます。
子どもが自分で適切に状況判断できるようになるためには、『怒られるから』とか『褒めてもらえるから』という自分の外にある条件で決めることではないですよね。
「静かにしなければ周りの人へ迷惑をかける」と、自分で判断して行動できるようになって欲しいと思いませんか?
なぜ今これをしなければいけないのかを親は伝えた方がいいですね。
怒られるから行動する。褒められるから行動する。褒美をもらえるから行動する。
これを『外発的動機づけ』といい、その逆が『内発的動機づけ』といいます。
幼い頃から、外発的動機づけばかりで子どもを行動させようとしていると、子どもは自分から判断して行動しようとしなくなります。
あなたの子育ては、どちらの動機づけをつかってますか?
そして 子どもの言うことを否定 するより肯定的に受け止めていますか?
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