パートナーとの関係を維持するためにしている貢献度は、どういう結果になったと思いますか?
夫が「僕の貢献度は60%だ」と言えば、妻は「私の貢献度は40%よ」となるはずですが、なんと!カップルの4組に3組が貢献度の合計が100%を大きく超える結果となったそうです。
こんなに してあげているのに と思うのはお互いさま
この実験でわかるように、私たちは『相手の貢献度』よりも『自分の貢献度』のほうを高く見積もるということです。
これを『責任のバイアス』というわけですね。ちなみにバイアスとは、思考の癖だとか思い込みのことをいいます。
どうして自分の貢献度を高く見積もってしまうのでしょうか?
それは“他人がしてくれたこと”よりも“自分がしてあげたこと”の情報のほうを多く知っているからなのです。
たしかにそうですよね。自分がしたことは全て自分で体験したことですから、記憶に多く残っています。
ところが、相手がしてくれたことについては、一部分しか見ていないので記憶に残っていることは部分的になってしまいます。
そうなると自分がしてあげたことの情報量が圧倒的に多くなり、相手がしてくれことの情報量は少ないですから、自分の貢献度を高く見積もってしまうというわけなのです。
そう考えると、相手の貢献度よりも自分の貢献度を高く見積もって「こんなに してあげているのに 」と思うことはいたしかたないですよね。
とはいえ、お互いが「こんなに してあげているのに 」を主張ばかりしていては、険悪になっていくばかりです。
ではどうすればいいのか?
相手が自分にしてくれた貢献を覚えておくことですよね。
できればメモに書いておくとか、何か意識的に記憶へ残しておく工夫をしてみましょう。
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