宿題をしない子どもへの関わり方
「親として何かできることをしておきたい!」「親に何かできることはないの!?」と思われる方へ、3つのヒントをお伝えしましょう。
①思い込みを外す
『宿題をしていない=怠けている』と思い込んでいませんか?
もしあなたが仕事をしている途中、休憩でスマホを見ていて「またスマホばっかり見ているよね。仕事は進んでるの!?」と、フラッとやって来た上司から言われたらどう感じますか?
ハッキリ言って「ウザイ」って感じますよね。「仕事をしている様子を見てもないのいい加減なこと言うな!」って言いたいですよね。
ですから、まずは子どもの状況を客観的に見て、自分の思い込みを外すことを意識しましょうね。そうすると、いろんなことが見えてくるかもしれません。
子どもが勉強につまづきを感じて、宿題をやろうにも問題が解けないとか難しくて進んでいないのかも?
ただ面倒くさくてやる気が起きないだけかも?
今は宿題していなくても、明日から始めようと思っているかも?
こうやって思い込みを外してから、子どもへ声をかけてみるのです。では子どもへ声をかけるときに、どんな言葉が良いのか?
②親として何かできることがあるかを聞く
まずは「お母さん(お父さん)に何かできることはある?」って聞いてみましょう。
「問題がよくわからないから教えて」って言うかもしれませんし、「とりあえず黙っておいてほしい」って言うかもしれません。
黙っておいて欲しいのなら、あとはもう子どもに任せるしかないですよ。親は腹をくくりましょうね。
どうしても腹をくくれないのなら、子どものやることに口出しするのではなく宿題を時々点検してみて、できていない宿題に『付箋』を貼って視覚的にわかりやすくしておくとか、子どもへ言うのではなく間接的に関わってみるのもいいと思います。
そして自分から宿題を始めたときが声をかけるチャンス!
③宿題をしているときに声をかける
ついつい「宿題をしていないとき」に声をかけていませんか?
そしてその声かけの多くは、ダメ出しや嫌みではないですか?
でも宿題をしているときは、宿題することを当たり前だと思って、声をかけなていないのではないですか?
宿題をやっているときに、笑顔で「頑張ってるね!」とか「お疲れ様」とか、認める声かけをするのです。
宿題していないことを指摘されるより、宿題をしようとしている行動を認めてもらえているという実感が大切ですね。
以上、3つのヒントを参考にしてみてくださいね。
親ができることは、子どもが安心して宿題できる環境づくりですから。
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