大人になっても影響するストローク経済の法則
①与えるべきストロークがあっても他人に与えてはいけない
子どもが試験前に勉強していると「頑張っているね!」って肯定的ストロークを与えますよね。
でも、だんだん欲が出て来て試験前に勉強するのは当たり前になって、「そんなことで肯定的ストロークをあたえるのはもったいない。試験で良い結果を出すまで与えないぞ!」と思ってしまうということです。
条件をクリアできなければストロークを与えない。ストローク(褒める)を与えすぎると子どもは勉強しなくなってしまうのではないかと思ってしまい、肯定的ストロークの出し惜しみをしている状態ですね。
②欲しいストロークを他人に要求してはならない
親が条件付きで肯定的ストロークを与えるようになると、子どもはストロークが欲しくても親の条件をクリアしなくては、親へ肯定的ストロークを求めてはいけないと思うようになります。
③欲しいストロークがきても、受け取ってはならない
親が①②の状態を続けていくと、子どもも親の作戦に気づくようになります。そうなれば子どもは子どもで「親の作戦に騙されないぞ!」となり、親から「頑張ってるねー!」と言われて嬉しくても「別に頑張ってないし!」と、わざと親からのストロークを受け取らないようにするわけです。
④欲しくないストロークがきたとき、それを拒否してはならない
親が「そんな勉強のやりかたでは試験結果が悪くなるよ!」とか、何度も何度も親から説教されるといった欲しくないストロークをもらうと、子どもはしだいに拒否することなく受け入れるようになります。
⑤自分自身にストロークを与えてはならない。
ストロークを出すのは親で、それも親がコントロールして出し方を決めています。「今回の試験は自分なりに勉強を頑張ったけど思うように点が取れなかったなあ」というとき、親が「だからあなたの勉強方法じゃダメなのよ!」っていわれてしまい、「自分の勉強方法ではダメだ」と、自分に肯定的ストロークを出せず自己否定となってしまいます。
子どもの 自己肯定感が低 くならないために
こういった経験が自分自身に肯定的ストロークを出せなくなって、 自己肯定感が低 くなってしまったり、他人に対しても素直に肯定的ストロークを出せないことで、円滑な人間関係を気づけないまま大人になっても苦しんでしまうわけなのです。
あなたは自分自身へ肯定的ストロークを与えることができていますか?
自分自身へ与えることが出来なければ、我が子へ肯定的ストロークを与えることは難しいですよ。
まずは、自分自身を大切にできるようになりましょうね。
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