子育てに成功も失敗もない !白黒思考の子育ては子どもを追い詰めます。
岡山発、思春期の子育てにアンガーマネジメントとコミュニケーションの研修・講演の講師、元中学校教師いなっち先生こと稲田尚久です。
「◯か✖、良いか悪い、成功するか成功しない、世の中わかりやすいことのほうが万人受けするんだよね」
子育てについて話をしていて、妻が言ったのです。
子育てに成功も失敗もない
子育て中はいろんな悩みや不安が出てきますし、さらには親の言うことをきかない子どもにムカッってきたりモヤモヤしたり・・・、いろんなことがありますよね。
「こんなとき、どうしたらいいんだろう?なにか手っ取り早く即効性のある方法があればいいのに・・・」って思うこともあるでしょうね。でも実際に、そんなものはないんです。
そういう気持ちが強くなっているときって、子どもに良い結果や成果を求めていることが多くないですか?
・子どもの成績が上がった!
・◯◯高校または〇〇大学へ行けた!
講演会でもブログでも何度も伝えていますが、 子育てに成功も失敗もない ですから。
親がこんな努力をしたから、子どもに成果が出たと言われるかたもたまにいるようですが、それは親のエゴじゃないかなと僕は思います。
親から見て結果が出ても出なくても、ありのままの子どもを受け入れてやることこそ親の使命じゃないかな?
それができにくい親というのは、おそらく物事を『良いか悪い』『成功か失敗』といった、白黒思考または二元論で考えていることが多いです。
白黒思考で考えることは危険性があり、子育てでそれをすると子どもは苦しみますよ。
とくに思春期の子どもに白黒思考は通じにくいです。それはなぜでしょうか?
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