僕が教師時代に褒めて失敗したこととは?
美術教師だったので、生徒の作品を褒めなくてはいけないと思って、机間巡視しながら「いいねぇ~」「いいよ~」「いいなあ~」を言っていたときのこと。
ある生徒が「先生、本当にいいと思ってます?」って指摘されたんです。これは「あちゃー!しまったー!」って思いましたよ。
僕の褒め言葉は、まったく生徒の心へ響いておらず見透かされていたのです。
ではどうすればよいのでしょうか?
子どもを 褒めるときは具体的 に伝える
行動を『具体的に褒める』ということをするんです。
今回の妻の褒め方は、まさに 褒めるときは具体的 に伝えるができているんですよ。
「時間配分もきっちり考えられていてすごい」
「隣の人との話し合いを入れたりしていることも、すごくいいタイミングだった」
こういった、『何がどのように良かったか?』を相手に伝えているんです。
行動を具体的に褒めてもらえると、言われた側も「何が良いことなのか?」をはっきりと理解することができます。
だから逆に言えば、注意するときも『具体的に何をどう改善すればよいか?』を伝えるようにしなくてはいけないんですよ。
「もう!いい加減にして!」
「なんで、また同じことするんだ!」
「ちゃんとやれ!」
こういった伝え方では何をどうすればいいのかわからず、ただ感情をぶつけられ「責められた!」という気持ちにしかなりませんよね。
褒めることも、注意する(叱る)ことも、相手を自分のコントロール下に置こうとする気持ちがあったら、いつか見透かされますよ。
心から素直に伝える気持ちが大切になんです。
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