子どもに嫌われる 親や教師からの伝え方
子どもに嫌われる 親や教師からの伝え方『あいうえお』とは?
『あ』
あいまいな言葉。・
抽象的な表現だったり、難しい言葉などは伝わりません。
「ちゃんと」「きちんと」「しっかり」「普通」「常識」「中学生らしく」といった言葉の基準は、伝える側の主観で決めているものですから、極力使わないほうがいいです。
「意味わからんし」って、子どもは理解しようとしませんよ。
『い』
イライラしながら伝える。
どんなに大切なこともイライラしながら伝えられたら、素直に聞きたくないですよね。
心が穏やかになれませんし、早くこの場から立ち去る方法はないかを考えて、大切な話の内容は入ってきません。
『う』
うるさい声。
怒っているわけじゃなくても、熱量がこもって大きな声で話をする人がいますが、聞く方は疲れます。
声の強弱を使うと、聴く方が惹きつけられますよ。
『え』
えらそうな態度や話し方。
どんなに大切な内容を離していても、聴く側からシャッターを下ろされてしまいます。
「何あいつ!?ウザッ!」の一言で、反発心のほうが沸き起こってきます。
『お』
おなじことを繰り返し言う。
特に、叱る時にダラダラ長々としつこいのは、一番子どもは嫌いますね。
「もうわかったし!」って、うっとおしがられます。
イメージがわくと子どもは理解する
子どもが嫌がる親や教師からの伝え方『あいうえお』いかがだったでしょうか?
さらに、伝えるときに大切なことがあります。
それは、伝えられている内容を聴く側が鮮明にイメージできるかどうかということ。
例えば僕が美術教師時代だったとき、授業でポスターカラーを初めて使う時のこと。
ポスターカラーへ加える水の量って、すごく大事なポイントなんです。
水を加えて筆で混ぜ合わせたとき、どんな状態だったらいいかをこんな例えで伝えたことがあります。
「カップのアイスクリームを食べようと冷凍庫から出してテーブルの上に置いていたら、電話がかかってきてつい話に夢中になって『あっ、アイスクリーム出したままだった』って気づいたときの、ドロドロのアイスクリームの状態」
なんとなくイメージはできますよね?それに子どもたちは笑ってくれます。
大切な話だからって、難しく考えなくていいんです。いかに子どもがイメージできて楽しいか?
「集中して聞きなさい!」では聞きませんからね。
伝え方の『あいうえお』と『イメージ』を意識してみてくださいねー!
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