基本的信頼感こそ人間の土台となる
孫はもうすぐ1歳になりますが、乳児期(0~2歳頃)の真っただ中です。
この時期の発達課題は『基本的信頼感』を育んでいくこと。簡単に言えば、『人を信じられるようになる』ということなんです。
どうすれば基本的信頼感が出来上がっていくかというと、子どもの要求に無条件に応えるということですね。
今回のように、孫が「抱っこして」とまだ口では言えないけれど、明らかに手を出していることに応えて抱っこしてやったり、子どもが喜んでいれば一緒に喜び、悲しんでいれば一緒に悲しむ。
こういった毎日の積み重ねから、基本的信頼感という人間の成長の一番大切な土台が出来上がっていくわけです。
だからといって子どもの要求に全て応えるために、子育てだけに専念するなんて無理なこと。
子どものために「あれもしなければ、これもしなければ・・・」って、やったほうがいいと思うことはいっぱいあると思いますが、子どもにとって一番必要なことだけに絞っておいた方がいいと思います。
それは何かというと、『基本的信頼感』を育むための関わり。
このことについて、子どもにとって一番必要なことについて気づかれたお母さんの話、忙しくても可能!子供との時間を確保する簡単な工夫と方法がすごく参考になると思います。
「一人でトイレができるようにならなければ」とか「自分で箸を持ってきれいに食べられるようにならなければ」とか、こういった躾(しつけ)は後回しでいいですよ。
土台が出来上がっていないうちから、躾を優先しすぎて指示や注意ばかりが多かったとか、子どもが一人でよく遊んでくれたとか、自分のことがすぐできるようになって手がかからなかったと言った場合、かなりの確率でそのツケが後になって出てきます。
いったい、いつ出てくるのか?
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