「みんな仲良くしましょう」って、子どもの頃から言われてきましたよね。
でも僕は、それは無理だと思いますし、これは子どもを苦しめることにもなりかねません。
すごく真面目な子どもは「誰とでも仲良くしなきゃいけない!」と信じ込んで、自分の気持ちを押し殺したり、感情を抑え込んだりして、苦しくなってしまいますから。
社会に出て必要なチームビルディング
大人になって社会に出て仕事をするようになったとき、会社とか何かしらの組織に属することが多くなります。
仕事をするうえで、職員どうし仲が良いというのは働きやすいことにつながると思いますが、仲が良いだけで仕事は上手くいくでしょうか?
誰とでも仲良くしていることが、組織の成長につながるでしょうか?
おそらく多くの方は「違う」と答えると思います。
仲が良いだけの組織には危険性があります。
価値観が同じでなくてはいけなくなり、違った価値観を排除することになる可能性があるからです。
組織が成長していくためには、様々な価値観の意見やアイデアを出し合えたり認め合って協力し合えたりするなど、さまざまな要素が必要となります。
仲が良いことだけでは、言うべきことも言わない表面上だけの関わりとなってしまい、成長は望めませんからね。
組織というのは、『目標を達成する』という大前提があります。
そのためには、目標が組織全体の共通認識であること、お互いが協力すること、コミュニケーションを取ること、規範を守ることなど、さまざまな要素があるのです。
そうなると、自分も大事にし相手も大事にする、お互いを尊重し合ったコミュニケーションの取り方が必要です。
価値観の違う人を否定したり攻撃するのではなく、自分の意見を主張せずに我慢するのでもないのです。
子どもがクラスという組織で過ごしていくうえでも、同じようなことがいえますよね。
僕はこういったことを、チームビルディング研修といったテーマで企業研修をしています。
さらには、子どもたちへコミュニケーションを楽しんで上手になってもらうための講演もしています。
まずは、家庭で親が子どもへ接するときに意識してほしいことがあります。
子どもが意見を言ったとき「生意気なこと言うんじゃない!」とか「わがまま言わないの!」とか「バカなこと言ってんじゃない!」と、子どもの言うことを否定せず、ただただ「そうか~」「そういうこともあるよね~」と聴くこと。
それが、新学期の新しい環境で不安になっている子どもの心に、エネルギーを注ぐことになりますよ。
「友達と仲良くしなきゃ」と言うよりも効果的です。
アンガーマネジメント、コミュニケーション、子育て
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