子どもが自分が決めた通りに行動し、その通りにできたときの対応とは?
それはいたってシンプルなコミュニケーションです。「がんばったね!」とか「お疲れさま」と喜んでやったり労ってやるだけでいいです。
子どもは決めたとおりに行動できなかったとしても、それを責めないようにしてください。
子どもが「明日、学校まで行ってみる」と言った場合、学校へ行くという意思表明できたことだけでもすごいこと。たとえ行けなくても『オッケー!』としておきましょう。まちがっても、「自分で学校に行くって言ったのに、なんで行けないの!?」と責めるのはNGですよ。
そして、朝は子どもの行動を見守っておきましょうね。着替えまではしたけどグズグス迷うこともあるでしょう。「行くの?行かないの?」と焦らさない。
学校まで車で送って行っても車から降りられないこともあります。でも、学校まで行けたことには変わり有りませんから、大きな進歩と捉えればいいんです。
長期欠席をしていて久しぶりに学校へ行くというのは、とてつもない大きなハードルですから。大人でもインフルエンザで仕事を休んだ時、久しぶりに職場へいくのは少しドキドキしたりしませんか?
久しぶりに登校した子どもへ先生は無理をさせない
久しぶりに学校へやってきた子どもに対して先生は喜んで歓迎してくれます。そこまではいいんです。
ところが、「せっかく来たんだから、給食食べて帰りなよ」「せっかく来たんだから、教室へ行ってみようよ」と、ついつい欲張ってしまう先生もいます。
また子どもによっては、担任の先生とウマが合わないとか、会いたくないというケースもあります。それなのに、うれしそうに子どもへ声をかけに行くのは、ありがた迷惑なんです。
子どもが決めた通りにさせてやり、少しずつ慣らしをしていく。
親や先生から見たら、「こんなにのんびりやっていていいのか」「学校がこんなに特別な対応をしているのに、なぜ来られないんだ」と焦ってくるでしょうね。そして、家族の誰かや、学校のせいにしたくなったりするかもしれません。
でも大人が焦ったり、誰かのせいにして、不登校が解決したのを見たことはありません。たとえ一時的に登校したとしても、再び不登校になるか、違った形で噴出してくるでしょう。
3歩進んで2歩下がることも想定内にしながら、関わっていきましょうね。
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