子どものペースを考えてやらないと・・・
ホームセンターで買い物をしてからは、次男に運転をしてもらいました。
「せっかくじゃけえ、高速道路も走ってみよう!」と、僕の提案でインターチェンジへ。そこまでは良かったのです。
「せっかく高速道路に入ったんじゃけえ、プロパイロットを使おう!」と、さらに提案。
ちなみに、『プロパイロット』というのは日産のオートクルーズ機能のこと。
この機能は、2台前の車までレーダーが感知し、車の速度や車間距離を自動で保ってくれる上に、車が車線の真ん中からズレないように、自動でハンドルも動かしてくれるという優れもの。
僕としては「こんなに優れた最新機能があるのだから、次男にはもってこいだ!これを覚えておけば絶対に役立つ!」と思って、高速道路へ入ってすぐに声をかけたのです。
「ハンドルの青いボタンを押して、次はマイナスのボタンを押す。で、今の速度がまだ65㎞じゃろ?ここは制限速度80㎞じゃけえ、プラスのボタンを押して80㎞に上げる。」
次男は「えっ!?どれどれ・・・?これ・・・?」と、戸惑いながらボタンを押して、なんとか完了。
「まだ高速道路の運転さえも慣れていないんだから、今日は新しい機能を教えるより新しい車に慣れるだけにしときなよ。」と妻から指摘が・・・。
「しまったー!」と、そのときに思いました。
子どものためというのは親の都合だ
僕はついつい「次男にはもってこいの機能だ。使えるようになってほしい!」と、次男のためと思ってアドバイスしたことも、それは次男のためというより自分の勝手な都合だったなあと反省。
帰宅後の夕食でも、この話題になりました。
妻「まずは通常の運転に慣れてから、いろいろな機能を使ってみた方がいいんじゃない?」
次男「お父さんもいっぱい伝えたいことがあったんだね。」
僕「本当にすまんなあ~。そんなふうに言ってもらって申し訳ない。」
次男のほうが、親の気持ちを理解してくれるとは。とほほ・・・。
車の運転に限らず、親が「子どものため」と思ってあれこれ言ったり、手出ししたりすることって、親の自己満足だったり都合だったりなんですよね。
親のペースで欲張らず、子どものペースに合わせてやらないといけませんね。
子育ての講演をしている僕ですが、まだまだ修行が足りません。気をつけます!
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