『イライラする』ということを自分でやりたくて行動しているのは、なぜか!?
これはアドラー心理学の考えかたなのです。
アドラー心理学では人の感情や行動について、次のように定義しています。
『人の感情も行動も目的がある』
このことを今回の出来事に当てはめてみると?
・フェイスブックへ投稿できないから、イライラしたのではない。
・フェイスブックへ投稿できないことに、イライラすることを選んだだけ。
そして、イライラする行動には目的があるんです。その目的とは?
『イライラすれば、妻は僕へ優しい言葉をかけてくれる』ということでしょうね。
でも実際には、イライラしている最中は『妻に優しい言葉をかけてもらいたい』なんて全然考えていません。無意識に近い行動のように感じます。
実はこういった行動は、成長する過程の中で自然と身につけ、無意識に自分の行動に定着していくのです。
例えば、幼いころ怒ったときに「まあまあ、どうしたの?」と母親から優しい言葉をかけてもらったという経験からくるものだったりします。
僕は覚えていませんが、3歳の頃に弟が生まれて、それまで一緒に母親と寝ていたのにある日突然、祖母と寝ることになりました。
どうすれば、もっと自分に母親が関わってくれるか?
そのときに、『怒る』『泣く』といった行動を自然と学習していったのかもしれないなあと思います。
未来を変える目的を持てば人生は豊かになる
感情は自然に生まれるものですが、出来事が起きたときにどんな捉え方をするかで、その後に生まれる感情や行動も変わってきます。
このことについてはわがままな子供と見るか?素直に気持ちを表現できると見るか?へ書いています。
そしてそこには、何かしら『目的』があるので、自分の意思でどんな目的を達成したいのかを考えてみるといいでしょうね。
過去は変えられませんが、過去の出来事を振り返ることで自分の思考の癖に気づけば、目的もだんだんとみえてくるかもしれません。
『自分の行動は自分の意思で決めている』そう思えるようになれば、自分の人生は自分の意思で変わっていくんです。
もし「変わりたいのに変われない」という自分がいれば、それは「変わりたくない目的」があるからです。
「悩みを解決したいのに、解決できない」といったことも、「悩みを解決したくない目的」ががあるからです。
悩みを聴いてもらうことが目的かもしれませんね。だって悩みがなくなれば、もう誰からも優しく構ってもらえなくなるかもしれませんから。
さあ、あなたはどう自分の人生を生きていきますか?
生きるというのは、日々自分の意思で選んで行動しているのだと思います。
出来事や人のせいにするより、「自分の人生は自分しだい」と思って、過去を見るより未来を見て、今と今からを自分ででもっと楽しくしようとすれば、どんどん豊かな人生になりますよ。
「そんなこと無理!」って思うのもその人の意思なので、その人の自由なのです。そう思いたくなるような、何か『目的』があるのでしょうね。
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