勉強すると子育てに役立つという経験
私が以前、ある中学校で生徒支援をしていたとき、授業中の生徒支援に入っていたころ「こんなのどうせ役に立たないじゃん!」と、生徒の愚痴をよく耳にしました。
そのたびに
「難しいよね~。でも誰かが数学を使ってみんなの生活に役立てるかもしれないよ」
「今は誰でもその可能性があるから、全員習うんだよ」
と話していました。
「俺はそんな難しい仕事しない!」と言い返されることもありました(T_T)。
時には
「ごちゃごちゃ言ってないでサッサとやりなさい」
「江戸時代と違って将来の選択幅があるんじゃ―」
と言って笑いあうこともありましたが(^_-)-☆
勉強することについて、こんな見方も出来ます。
勉強するのは「子どもを育てられるようになるため」ということ。
子育ては『分からないこと』の連続だから、勉強して『分からないこと』に出会った時に調べたり、色々な方法(解き方)を考えたり、人と相談したり、誰かに教えてもらったり、試してみたり・・・いろんな想定外のことが起きますよね。
その手順を疑似体験として、学び訓練することになるのが勉強だと思うんですよ。
これはあくまでも私の経験から思った『勉強する理由』ですので、皆さんも子どもに「なんで勉強しなきゃいけないの?」と聞かれた時に、親として自分なりの理由を持っていた方がいいですよ。
くれぐれも「そんなくだらないこと考える暇があるなら、さっさと勉強しなさい!」とか「勉強しておけば、将来困らないから!」といった意味不明な理由を言わない事です。
それを言うくらいなら、子どもを見守って何も言わないほうが、意味不明な理由を言うよりもよっぽど効果がありますからね。
勉強するかしないか、それは親のするべき課題ではなく、子どものするべき課題です。
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