子育ては親の理想を捨てる勇気が必要
さて、右膝をケガしてから僕はコブをゆっくり滑ることを覚えました。
それまでの僕の理想の滑りは「速く、滑らかにコブを乗り越えていく動作をする」と、思っていたのですが、スピードが上がると思うようにいかず、かなり強引にコブにスキー板をぶつけていました。
でも、ゆっくり滑ることをやっているうちに、凸凹のコブを滑らかに乗り越えるコツまでわかってきたのです。
自分の描いていた理想の滑りにはなりませんでしたが、体に負担が少なく滑らかにコブを滑るようになれたのです。
そうなると、歳をとっていっても楽しめますよね。理想を捨てたことで、新しい世界がみえたのです。
子育ても親の理想を捨てたほうが、きっと新しい子どもの良さが見えてきますよ。
子どもに失敗から成長できることを教えましょう
右膝前十字靭帯は今でも断裂したままですし、半月板も損傷したままです。ケガをしたことはショックでしたし、辛かったです。
でも、そのケガのおかげで自分の理想を捨てることができました。そして、新たな滑り方ができるようになりました。
失敗だと思えることからも、必ず学べることがあります。そして、そこから新たな世界が広がります。
子育ても同じだと思うのです。
例えば入試で子どもがつまづく。
「順調に大学へ入学するはずだったのに」
残念な気持ちになるかもしれません。
でも、その経験が子どもをさらに成長させます。
うちの次男がまさにそうです。
以前にも紹介しましたが、次男は浪人生活が自分にとってすごくプラスになっているそうです。
次男が当時大学に受からなかったことを【失敗】と僕たち夫婦はとらえていません。これは【貴重な経験】ですよ。
入試に限らず、子どものやったことで失敗だなと思えることがあったとき、捉え方を変換できるといいですね。
親がそうすることで、きっと子どもも安心できますよ。
そして、その貴重な経験を活かして、次のチャレンジへとつなげていきます。
親は子どもを『信じて・見守って・待って』いればいいのです。
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