親の役目とは?
それは、『子どもが自分の人生へ、自分でレールを敷くための材料や道具を準備してやること』なのだと思うのです。
でももしかしたら「子どもに甘いんじゃないの?」「子どもを甘やかしているんじゃないの?」と、思われる方もいるかもしれませんね。
甘やかすと甘えさすを履き違えない
以前にも書いたことがありますが、【甘やかす】と【甘えさせる】は、まったく別物です。
【甘やかす】は、親がレールを敷いて子どもの進む道まで用意すること。
これは、子どもは自分で考える必要がないですし、責任も取らないですみます。
【甘えさせる】は、子どもが敷きたいレールを敷くためにサポートすること。
レールをどの方向へどうやって敷くか?子どもが自分で考え、子どもが進み努力する姿を見守ることです。
【甘えさせる】ことを幼い頃からやっていれば、子どもは自分で考え、上手くいかなかったとしても自分で責任をとれるようになっていくんです。
だから、「親が受けろって言ったから・・」「勉強しろってうるさいからやる気が出なくて・・」と責任を親に押し付けたりしないでしょう。
ただ難しいのは、親は子どもをサポートするつもりで頑張っていても、子どもは追い詰められているように受け取る場合があります。
また、逆に、親は子どものためを思って見守っているつもりでも、子どもは「親が何もしてくれない」と受け取ることがあります。
よく「子どもの課題に土足で踏み込んでいかないように」と言われますが、親と子がどんな距離感でいるかは、よくよく子どもの様子を見ていくしかないですね。
顔色をうかがい気を遣うこととは違います。子どもの考えに耳を傾け、必要な場合は助言する。その繰り返しが、子どもにとって支えになるのでしょうね。日頃から何気ない親子のコミュニケーションが重要です。
ところが、支えが実感できないと、不安や不満を上手く解消できず、意味もなくゲームやネットの時間が増えたり、モノをほしがってモノで満たそうとしたりするんですよね。
詳しくはこちら➡ゲームやり放題させる勇気!親子に信頼関係があれば問題ない
入試の時期不安になるのは自然な反応ですが、不安に飲み込まれお互いに感情的になるのは避けたいですね。
不安の飲み込まれ感情的になっても、目の前の現実は変えられません。
親として今できる現実的なことはなんでしょうか?
【人事を尽くして天命を待つ】これしかないと思いますよ。
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