『乳児期』は0~2歳あたりのことで、この時期は親から無条件の愛を与えてもらいながら『基本的信頼感』を身につけていくんです。
そうすることで、人を信じられるようになり、自分を信じられるようにもなるのです。
『幼児期』は2~4歳あたりのことで、この時期は自分をコロントロールする『自律性』を身につけていきます。
自分で好きなように行動できるし、自分の行動をコントロールできるようにもなります。
自律性を身につけない子どもが暴力的になる
幼児期は、自分でいろんなことをやりたくて、いろんなことをやろうとしますが、上手くできないこともいっぱいありますよね。
そんなときに、親から厳しく注意されたり、怒られたりということが重なれば、自分で行動したことを親から否定されることになってしまいます。
そうなれば、子どもは自分の意志で行動することに怖さを感じたり、自信を持てなかったりしますから、自分から行動できなくなってしまいますよね。
自分で行動しようとしているとき、親はあれこれ手出しをせず、見守ってやる時期だと思います。厳しいしつけは逆効果になるでしょう。
子どものためと思って、幼児期にガミガミと親が制限をかけることで、忍耐強い子どもが育つと思っているのであれば、それはとても危険なことです。
『しつけ』が『押しつけ』になってしまい、結果的に次の『学童期』7~12歳あたりで、親からの押しつけの反動が出てくるんですよ。
自律性を育てる時期に育っていないから、授業中落ち着かないとか、イライラして暴力的な言動をしてしまうといったことになってしまいます。
そうなってしまうと、親は子どもの行動の原因を自分だと気づかないことも多く、「先生の授業が下手だから」「友達が悪いから」と、責任を別のところに見つけようとするのです。
こうなると、さらに子どもの行動はエスカレートするばかり。
ところが、子どもの行動から、子育てを見つめ直すきっかけにすることができる親もいらっしゃいます。
子どもの行動の原因を「自分たちの関わり方が原因だった!」と気づけると、そこでもう一度子どもとの関わりを見つめ直そうとされるんですよね。
子育てに失敗も成功もないですが、「ちょっと今のままではマズいかも?」と思った時には、軌道修正のチャンス。
いつからでも、子育てはやり直しがききますからね。ただし、それが早ければ早いほど、修正はやりやすいです。
やり直しには2倍の時間がかかると言った人もいましたね。気づきは早い方がいいです。
僕の子育て講演会を聴いて、人が幸せになるためのライフサイクルに照らし合わせ、これまでの子育てや、親自身の子どもの頃をを振り返る機会になるといいなあと思います。
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