校長先生は今年度で教職人生の最後の年だとのこと。でも最後の年に、新型コロナという予想だにしなかったことがおきたわけですよね。話を伺いながら、ご苦労も多かったのだろうと思いながら聴いていました。
でも校長先生は、こういったことがあったからこそ、『今まで当たり前に思っていたことの有難さ』に、教師も親も気づけることができたと言われていました。
その、『当たり前に思っていたこと』とは?
保護者『学校へ子どもが行くということ』
教職員『子どもたちの前で授業ができるということ』
僕は子育て講演で「子どもの当たり前の行動を認めましょう!」と、伝えることが多く、まさに校長先生の言われた言葉を聴いて、すごく共感できたんです。
僕は僕で、新型コロナの状況で開催してくださったということに、ものすごい喜びと感謝の気持ちを感じています。
『仕事ができるということ』について、こんなに有難いことはないなあって感じています。
今、当たり前のことが出来ている、それに喜びを感じ、今を大切に生きることでいいんじゃないのかなあって思うんですよ。特に、子育てに関しては。
そして、今、子どもが元気でいてくれること、今、生きていることって、そこまでにいろんな出来事が積み重なって『今』がありますよね?
我が子が生まれる前には、自分のパートナーとの出会いがあった。
いろんな事情で、パートナーだった人とは共に人生を歩むことができなくなった人もいらっしゃいます。それは、辛かったり、嫌な想い出になっているかもしれませんね。
逆に、今もパートナーと共に人生を歩んでいるけれども、「何でこんな人と一緒になったのだろう?」「一緒に出かけるのも面倒くさい」といった人もいるかもしれません。
どちらにせよ、「この人と共に人生を歩んでいきたい」と思って一緒になった人が、ほとんだと思います。もちろん、そうじゃない人も中にはいるでしょうが・・・。
今、パートナーに対して不満を抱いているあなたは、「この人を何とか変えたい!」とか「自分の気持ちをわかってほしい!」って思っていませんか?
そう想い続ければ続けるほど、相手との溝はどんどん深まっていくばかりですよ。
『他人と過去は変えられない。自分と未来は変えられる。』と、アンガーマネジメントを伝えるときに僕はよく言います。
相手を変えることほど、無駄な労力はないです。それよりも、自分が相手との関わり方を変えてみたほうが楽ですし、結果的に相手との関係性は良くなっていきますよ。
自分を変える大切さに気づいた
僕の知人が、『妻を変えるより自分を変える』ということに気づいて大きな変化が起きたそうです。
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