岡山コミュニケーション研修講演企画・元中学校教師いなっち先生こと稲田尚久です。
【子どもは親のコピーではない!】
孫のひなちゃんは、最近ジジババが抱っこするときよりも明らかに、ママ(娘)が抱っこするときのほうが安心している様子が見えてきました。
最近のひなちゃんについては、こちら➡子育ての大変さを実感!ジジと孫のお留守番
やっぱり、母親にはジジババは勝てませんね。
娘が料理を作ってくれる有難さ
さて、毎日赤ちゃんのお世話であわただしいこともあり、夕食準備は妻が中心。
もともと2人で暮らす予定の賃貸なので、それほど広い台所ではありませんから、妻も一人でやるほうが動きやすいとのこと。
娘は、一人暮らしの時は自分で作っていたそうですが、僕たちは娘が何を作っていたのか知りません。同年代の娘さん達は親に自分のお料理画像を親に送る人もいるそうですが・・。
そんなママが今日は「私が夕飯作るよ!」と言ってくれたので、僕たちは「じゃあお願い!」「何を作ってくれるのかな~」とワクワクしました。
本人は、「料理はやろうと思えばできる!」という自信があるようで、スマホを見ながら材料選びから調理までこなしていました。メニューやレシピをスマホで検索するところは今どきですね。
娘なりに精一杯のことをしてくれているというのがわかるので、料理をしている様子を見ていても微笑ましい気持ちになります。
完成した料理もおいしかったので「おいしいよー!」と伝え、娘も喜んでいました。
また材料の中に、はんぺんがあったのですが「胃炎になってたお母さんが、こういうのだったら食べやすいと思って!」と。娘なりの気遣いが嬉しいですよね。
出来上がったお料理はとてもおいしかったですが、その手順などはこれからもっと要領よくなっていくのでしょうね。でも娘のパートナーさんはなんの不満もないようで、娘のことを大切にしてくれています。
僕たちが「あなたは毎日夕飯をつくらなくていいわね~」と不平不満を感じて日々言葉にしていたら「たまには作るのが当たり前でしょ」と、感謝も喜びも感じなかったでしょうね。
親子も夫婦も足りない所探しをやめる
正直なことを言えば、僕たち夫婦は「もっと料理経験を積まないと、結婚したら大変じゃろうなあ」と話したことがあるんです。
でも結局、料理とは別の娘の良いところを認めてくれて好きになってくれている娘婿。
それに、ひと昔前とは違い、娘婿はなかなかの料理の腕を持っているようです。
もう「男子厨房に入るべからず」なんて死語ですね。親が心配することは何もありませんよね。
娘夫婦を見ていると、足りないところや欠点を指摘しあうのではなく、お互いの足りないところを補い合う関係でいるので、すばらしいなあって感心しています。
夫婦が上手くいくのは、お互いに違う価値観を認めあえることだし、これは夫婦に限らず親子も同じじゃないでしょうか?
親は我が子のことを自分の価値観や物差しで見ようとしがちです。
しかし子どもは親のコピーじゃないですよね。一人の人格ある人間です。
だから、子どもの価値観や生き方を認めて見守ってやることを、大切にしていきたいものですね。
今日から始業式という学校も多いようですが、子どもが宿題を全て提出できなかったことも、それはそれで子どもの生き方。
先生から注意されてもいいですし、子どもがどう受け止めて考えるかですよ。
もしかしたら、本人なりに頑張ってみた結果「全部はできなかった」のかもしれませんよ。
「怠けている」と決めつけるより、「何か理由があるのではないか」と考えてみましょう。
できないこと探しより、できていることを認めてやる。
宿題は完璧に出せてないけれど、元気で嬉しそうに「行ってきまーす!」と言って学校へ行ってくれるなら充分じゃないですか?
アンガーマネジメント、コミュニケーション、子育て
子どもから大人まで、岡山発どこへでも
研修や講演のご相談はお気軽にどうぞ!
数人の子育て座談会から企業研修まで対応
企業での社員カウンセリングも対応