岡山コミュニケーション研修講演企画・元中学校教師いなっち先生こと稲田尚久です。
期末テストの時期ですよね。
中学生の子どもを持つ親としては、子どもの勉強への取り組み方が気になることでしょう。
どうすれば、子どもが自主的に勉強するようになるのか?
テスト前だというのに、勉強もろくにせずダラダラする姿を見るとイライラしませんか?
そのお悩みの解決法はいたって簡単!
勉強しない子どもを見るからイライラする
はい!ではその解決方法です。
「ズバリ!子どもの勉強しない姿を見なければいいでしょう」
勉強せずダラダラしている姿を見るとイライラするのですから、見なければいいんです。
「テスト前には勉強するのは当然!」
それは親の基準であって、子どもの基準ではないですよね。
部活動で忙しい子どもだったら、めったにない自由な時間。ゆっくりもしたいです。
また、勉強が苦手な子どもだったら、テスト期間ほどつまらない期間はないでしょう。
勉強したくない子どもに、毎日勉強時間をとれって苦痛以外のなにものでもない。
親子関係を壊す致命的な7つの習慣
子どもがいっこうに勉強する様子がない。
「いい加減に勉強しなさい!」と大声で怒鳴る。
「点数が上がれば、スマホ買ってもいいよ」と褒美で釣る。
「点数が下がったら、スマホを取り上げるから」と罰を与える。
そういう親の言葉がけによって「しゃーないなあ。勉強し始めようかな」と思えるなら一定の効果はあるでしょう。
でもそれは、できれば避けた方がいい方法。
なぜならそれは、子どものやる気をどんどん低下させる方法だから。
その方法がこれ!
【人間関係を壊す致命的な7つの習慣】
①文句を言う
②脅す
③責める
④罰を与える
⑤批判する
⑥褒美で釣る
⑦ガミガミ言う
これは『外的コントロール』ともいいます。
これは僕が以前学んだ選択理論心理学での理論で、子育てだけでなく、人間関係全般にあてはまることなんです。
子供をコントロールできないし、コントロールしてはダメ
外的コントロールを使う人は、「人はコントロールできるもの」と信じています。
外からの刺激をどんどん与えれば、やる気がでるはずだと信じています。
言うことを聞かなければ、力づくでもやらせればいいと信じています。
「でも、そうでもしないと子どもが将来困るのでは?」と思うかもしれませんね。
でもちょっと待って!
子どもが困るかどうかは、子どもが決めることでしょ?
勉強しなくても、さほど困らないから勉強しないんです。
本当に困ったとき、そこでどうするか考えますよ。
「それじゃあ手遅れです!」
はいはい。そこまで言うならば、一言お子さんへ聞いてみてください。
「お母さんに何かできることある?」
親の課題と子どもの課題は分けて考える
そこで子どもが「勉強の仕方がわからなくて、困ってる」と言うなら、一緒にどうするかを考えればいいですよ。
塾へ行くとか、家庭教師をつけるとか。
「だから、今まで勉強しなさいって言ってたのに、言うこと聞かないからこうなったのよ!」なんて捨てゼリフはダメダメ。
「そうか、そんなに困っていたんだ。正直に言ってくれてありがとう」と、子どもが本音を言ってくれたんだから、感謝を伝えられるといいですね。
勉強することは、子どもの課題。
勉強しない子どもを見て、どう対応するかは親の課題。
親は子どもの人生を代わりに生きることはできません。
子どもだって同じ。
自分の人生は自分の責任で生きていく。
だからこそ、自分で考え判断し経験を積み重ねることが大切。
でも、困っているときには助けてほしいですよね。大人も同じ。
肩が凝っているときに、足をマッサージされては困ります。
何が困っているのかは、当事者じゃないとわからない。
だからこそ「何かできることはある?」って聞いてあげればいいんです。
子どもも大人も『外的コントロール』で接してはいけませんよ。
「自分も相手も幸せになれるためには?」を大事にしたいものです。
そういう部分では、孫のひなちゃんは、自分も相手も幸せにしてくれる天使ですね。
詳しくは➡子育てカウンセラーいなっち先生夫婦の孫育て奮闘日記
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