怒りの取り扱いアドバイザー・元中学校教師いなっち先生こと稲田尚久です。
受験の不安は親も子どももあるもの。
でも親の不安を子どもへぶつけていませんか?
受験生を抱える親御さんのために、以前妻が書いたブログ。
きっと何か良いヒントがあると思いますので、ご覧ください。
受験の不安を子どもへぶつけないこと
国立大学センター試験まで、あと10日ほど。
高校受験でも大学受験でも就職試験でも、わが子が受験となれば大抵の親は感情が揺れ動くのではないでしょうか?
我が家も受験生がいますが、12月の三者懇談の時に模試の結果を見ながら心の中で
「あんなに頑張ってるのにこの点数なんてかわいそう」
「もっと良い素質で産んであげられなくてごめんね」
「無理にでも塾に行かせた方が良かったのかな」
と複雑な思いがこみ上げてきました。
でも受験の直前なんて、今まで子どもがやってきたことと親が関わってきたことの結果が現れているので、それを受け止めるしかありませんよね。
決してやってはいけないことは『親自身の不安を子どもにぶつけること』ですね。
そして合否がどうでも、子どもが頑張った結果として受け止め、もしもめでたく合格したならば、
「親が頑張ったから合格できた」と、子どもが勝ち取った合格を親の手柄にせず(無意識にやってる人がいます!?)
「あなたが頑張ったから合格した」と、してあげてほしいです。
子どもは言葉に出さなくても親に感謝してますからね。
レジリエンスの高い子どもは逆境を乗り越えられる
そして「まだ受験は先のこと」というお子さんをお持ちの方々へ。
覚えておいてほしいことがあります。
イライラや不安や不満など感情に振り回される子どもは、時にその感情を理由に勉強が手に付かなくなります。
ここで区別してほしいのは、イライラや不安を感じることは悪いことではありません。
泣きたいときには泣けばいいし、怒りたいときには怒ればいい。
ただ、いつまでもそこに留まらず『回復する力』を育ててほしいと思います。
自分に起きた状況に対して、自分の中に起こった反応をコントロールし、逆境から立ち直る能力を「レジリエンス」と言います。
感情に振り回されることに大事な時間を使ってしまわないように、出来れば受験までには感情をコントロールして、大きなイライラもパワーに変えて、勉強に向けられるように育ててあげてほしいと思います。
レジリエンスの高い子どもは、結果が合格でも不合格でも充実した未来に向かって歩き続けますよ。
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