怒りの取り扱いアドバイザー・元中学校教師いなっち先生こと稲田尚久です。
あなたの心は栄養で満たされていますか?
昨日は、岡山県笠岡市立城見小学校の保護者の皆様と先生方へ講演をさせていただきました。
僕はアンガーマネジメントの講演が多いイメージですが、実はそれ以外の講演や研修もしているんですよ。
城見小学校での講演は『親が変われば子どもは変わる!~子どものやる気を引き出す関わり方~』
昨日の講演でお話をさせていただいた主な内容を紹介しましょう。
①心に栄養をためないとやる気は出ない
②子どもの気持ちに共感すれば心が安定する
③叱られるより「認められる」ほうがやる気を出す
④子どもを変えようとすれば親子関係は悪くなる
子どもの心に栄養を満たすには?
子どもと関わるときに、親も子どもも『心地の良い関わり方』をしていますか?
「ありがとう」「うれしい」「助かる」「すごい」「いいね」といった、言葉によるもの。
「ハグ」「抱っこ」「おんぶ」「握手」「なでなで」といった、スキンシップによるもの。
他にも「子どもの話をよく聴く」「共感する」といったことなど。
この『心地の良い関わり方』を、『肯定的ストローク』といいます。
『肯定的ストローク』は心の栄養素になるんですよね。
詳しくはこちらをご覧ください➡心の栄養素とは?心が満たされない子供は注目を浴びようとする
あなたは子どもの心に栄養を与える関わり方をしていますか?
さらに『共感する』ことで子どもの心は安定します。
『共感』についてはこちらをご覧ください➡子どもが素直に行動できるコツ!気持ちを察すると共感するで激変
『共感』も肯定的ストロークですね。
これは参加されている皆さんに実際に体験していただきました。
相手の顔を見ないであいづちを打ちながら聞くことと、あいづちは打たないけれど相手の顔を見てうなづくだけ。
話す側からすると、どちらの聞き方が話しやすいか?さあ、どっちでしょう?
子どもへ求める要求基準を下げておく
そして、子どもの『認める』ことの大切さについて。
この二つの図を使ってお伝えしています。
『できないこと』『失敗』に注目すれば、ついつい怒ったり責めたりしてしまいます。
『出来ている』『がんばっている』に注目すれば、褒めたり認めることができます。
どちらが子どもはやる気が出るか?それはもうお分かりですよね。
『出来ている』『がんばっている』に注目することです。
でもそれは『良い結果』に注目するってことではないですよ。
良い結果は出なくても、『頑張っていた過程』や『当たり前のこと』に注目することなんです。
子どもが茶碗を台所へ運んでも、そんなこと当たり前だって思っていたら何も言えません。
でもその子どもの行動に注目して「ありがとう」とか「助かるよ」って、一言言うだけでずいぶんと違ってきます。
これも『肯定的ストローク』ですね。
他にもいろんなお話をさせていただくのですが、昨日は60分でその後に参加者同士の『おしゃべりタイム』が用意されていたので、そこで出た質問に答えたりしました。
笑い声もいっぱいで、なによりも保護者の皆さんが積極的で、とっても楽しく充実した講演会となりました。
やっぱり保護者どうしのつながりって、とっても大切ですね。
おかげさまで、僕も皆さんから肯定的ストロークのシャワーをいっぱい浴びさせていただき、心に栄養をいっぱい貯めて帰宅できました。
城見小学校の皆様、本当にありがとうございます。
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