怒りの取り扱いアドバイザー・元中学校教師いなっち先生こと稲田尚久です。
あなたが言う言葉は、子どもの心へ栄養を与えていますか?
子どもへダメ出しの言葉が多くなっていませんか?
なにげなく言う言葉でも、それは相手にも自分にも知らないうちに影響を与えています。
親のダメ出しで子どもはチャレンジしなくなる
僕は小中高生対象のアンガーマネジメント講演で、自分の言う言葉の大切さを伝えているんです。
先日講演をさせていただいた、島根県立大社高校の全校生徒の皆さんからの感想が届きました。
その中で、言葉の大切さに気づいた生徒さんの感想を紹介します。
私は今回の講演会をきいて、考え方で人の見方や感じ方が変わるんだなと感動しました。
(中略)
私は今日の講演会で一番心にのこったこのが、自分が発した言葉は相手はもちろん、自分にも聞こえるので自分に返ってくるということです。
言葉にはすごいパワーがあると言っておられた通り、言葉次第で人を幸せな気持ちにもできるし、つらい思いをさせることもあると思います。
自分の言葉に責任をもち、人を幸せにするために言葉を使いたいです。
(中略)
これからは、私が今まで怒って傷つけたり、悲しませてしまったことを変えることはできないので、きずつけたり悲しませた分、幸せにできるような行動をしたいです。
そして、今までのように怒りすぎて後悔することのないように生きていきたいです。
自分と未来は変えられることを信じてがんばります。
今回はお忙しい中、すばらしい講演会をありがとうございました。
今回のことを忘れずに、言葉を大切に生きていきたいと思います。
これからも、たくさんの人にこの講演を広めていってください。
子どもへ向けて言う言葉は、自分の耳も聞いています。
子どもへ感情的に怒ってダメ出ししているときも、自分の耳は聞いています。
人は、同じようなことで怒り、同じような言葉を言ってしまうことが多いですから、毎日のように子どもへ言う言葉は、自分の記憶へ刻み込まれていくのです。
そうやって、自分にとってその言葉は当たり前の言葉となり、違和感もなくなってまた自然に発してしまうわけです。
言われる側の子どもは、いつもダメ出しばかりだと、「自分がダメなんだ」「自分の努力が足りないんだ」と、自信を持てなくなってしまいます。
できることなら、怒られたりダメ出しはされたくないですから、「失敗をしたくない」という気持ちの方が強くなって、チャレンジする気持ちが少しずつ減っていくのです。
アンガーマネジメントで上手に怒れるようになる
ネガティブな言葉は相手にも自分にも良い影響を与えませんが、怒ってはいけないというわけじゃないんです。
怒りを押さえつけたり、怒りを感じることを悪いことと思ってはいけません。
『喜怒哀楽』どの感情も大切な感情で、怒りも大切。
このことを伝えていますが、高校生にも伝わっていたようです。
私は講演会があまり好きではなく、いつも聞き流していましたが、稲田先生の明るさと親しみやすそうな話し方をしておられたおかげで第1声から稲田先生の話にひかれ、時間が経つのを忘れるくらいとても楽しい時間でした。
稲田先生の話を聞いて、怒りに対する感情がマイナスでなくなりました。
耐えられないときは怒ってもいいということを知り、心が楽になりました。
これから‶自分と未来は変えられる″ということを頭の片隅におき、怒りと上手に付き合っていきたいです。
とっても嬉しいです。自分とこれから未来のために、怒りをマイナスと捉えるのではなく、怒りも大切にして上手に付き合って、素晴らしい人生にしてもらいたいですね。
怒ってもいいけれど、怒り方が大切。
上手な怒り方を学んでおくこと、それがアンガーマネジメント。
アンガーマネジメント、コミュニケーション、子育て
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