怒りの取り扱いアドバイザー・元中学校教師いなっち先生こと稲田尚久です。
うちには4人の子どもがいますが、いちばん下がほんとええかげんな子なんですが、このままでええわと思いました。
これは昨日講演させていただいた、神戸市須磨区中学校PTA連合会研修会に参加されたかたの感想。
こう思えるようになれば、素晴らしい!これでいいんですよー。
僕の講演後に、こんな気持ちになっていただけたら、とっても嬉しいです。
子どもをコントロールするために褒める叱るを使ってはいけない
昨日の講演会へは、中学生を抱える保護者の皆様だったからか、いつもよりさらに反響が大きかったですね。
毎日イライラすることがあり、とてもおもしろく聞かせていただきました。
家の中で気分悪く過ごすのではなく、気持ちの持ち方で楽しくしていけるかなと思います。
帰ってから実践してみたいと思います。
受験生を持つ親として、あせりが先にありました。
本人を認めていくようにしようと思います。
いいお話を聞けて良かったです。
中学校3年生を持つ親御さんにとって、これからは親としても不安や心配を抱えていきますよね。
けれど、受験をするのは親ではなく、親のするべき課題ではない。子どものするべき課題。
「この子は、こんなにのんびりしていて大丈夫なのかしら?」
こんな不安が頭をよぎるかもしれません。でも、それを考えてなにか子どもにプラスになるでしょうか?
それよりも、子どものありのままを認めて、元気で毎日過ごせるようなサポートに力を注ぐことの方が大事です。
さきほどの感想に書かれていたように、『本人を認めていく』ということが、子どもの承認欲求を満たすことになります。
認めてもらえば、子どもの心は栄養で満たされますから、自分から受験に向けて前向きな気持ちになって、自分なりに取り組んでいくことでしょう。
がっ、しかし、ここで勘違いしてしまう親が多い。
「子どものことを、しっかり認めて褒めてやっているのに、いつまでたっても子どもがやる気を出しているように見えない!」
こう思うようになると、講演で僕が話した「子どもの承認欲求満たしてやれば、自然と自己実現の欲求は自分から出てきますよ。」と言った言葉も、すっかり頭の中から消えてしまい、また今まで通りに戻ってしまうのです。
「まったくもう!いつまでダラダラする気?結局お母さんが何も言わなければ、あなたは何もしないんだから!」
こんな感じで、言わなくていいネガティブ言葉で子どもを否定してしまうんです。
『子どもを認めてやっていれば、子どもはヤル気を出すはず』という、親の勝手な願望がそもそもの間違い。
その願望の裏には、「子どもを親の想い通りにコントロールしたい」という親の欲望が隠れているのではないですか?
『褒めて動かす』『叱って動かす』結局どちらも、子どもをコントロールするために使ってしまうのはいけませんね。
子どもを怒るのは親のエゴになっていないか?
子どもをコントロールするのは親のエゴだと、講演で気づかれた方の感想も素晴らしいので紹介します。
盛り沢山の内容を飽きないトークで進めていただき、笑いも混ぜてあり、「さすが」の一言です。
何度も何度もうなずきながら聞きました。
わかっていながらもできない毎日。
親心と言い訳しながらエゴを抑えられないことが多く、反省もしばしば・・・。
お話を聞いて、ぼこぼこの気持ちがならされた思いです。
とても良い気づきですね。「あなたのため」と言ってることの大半は、親のエゴなんですよ。
だから、自分が子どもへ怒っていたことは、本当に子どもにとって必要なことなのかを見つめ直したほうがいいんです。
今までしょっちゅう怒っていた内容が、子どもにとって生きていく上で本当に大事なことだったのかと考えたら、ほぼほぼ怒る必要のないことばかりでした。
子どもが決めなければいけないことにも、口を出しすぎていたと思う、
かなり、窮屈な思いをさせていたと思う。
とても心に響く講演会でした。
ありがとうございました。
子どもが自分で考え、自分で経験して、自分で成長していく力を親が奪い取ってはいないか?
講演を聞くことで、この感想を書かれたお母さんはとても大切なことに気づかれましたね。
このように、普段の自分の子どもへの見方を時には違う方向から考えてみるって大切です。
「ええかげん」は「良い加減」
ちょうどいい状態ってことですから、ブログの最初に書いた感想のように、「このままでええわ」って、子どもに思えるようになりましょうね。
そのヒントを僕の講演で見つけてみませんか?
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