今度その生徒に対応するとき、ある程度予測を立てておくといいでしょう。そして、日頃の生徒とのコミュニケーションを積極的にとっていきながら、怒りのトリガーポイントも予測しておくのです。
・どういうときにイライラしやすいのか?
・イライラする前の段階で変化はないか?
・生徒の嫌がる言い方や態度は?
また、自分自身の状態も常に感じるようにしておきましょう。
・「焦り」「不安」「悲しみ」などのネガティブ感情がたまっていないか?
・自分が怒りすぎてしまうとき、体の状態はどうなっているか?
・生徒に対して、自分の「思い込み」「先入観」など、一方的な見方をしていないか?
そして普段から、強い怒りのときにどんな方法でその場をしのいでいくかをシミュレーションしておくことですね。
例えば、いったん生徒から少し離れて生徒とは反対方向に向いて、息を思いっきりお腹を凹ませながら吐き出す。
これを数回繰り返すだけで、かなり冷静さを通り戻せます。
こういったことを、冷静な時にシミュレーションしながら練習しておくといいでしょう。
アンガーマネジメントは心理トレーニングですから、急にできるようになるものではありません。
日頃から意識して、練習しておくことが大切です。
そして、怒りを覚えやすい生徒に対しては、『良い部分』を見失いがち。
日頃から、小さなことでいいですし、当たり前のことでもいいですから、生徒とのコミュニケーションの中で『認める』ことを意識されて声をかけてみてほしいです。
『ありがとう』『助かる』『嬉しい』
この3つの言葉だけで、ずいぶんと違ってきますからね。
今回書いたことは、子育ての場面でも全く同じですから、ぜひ意識してみてくださいね。
アンガーマネジメント、コミュニケーション、子育て
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