怒りの取扱いアドバイザー・元中学校教師いなっち先生こと稲田尚久です。
『べき』の断捨離で親も子どもも楽になる!
子育て講演でお伝えしている、「親が子どもへ求める理想や願望の『こうあるべき』を断捨離しましょう!」。
これができない親が多いこと多いこと。
不要な理想を断捨離すれば親子は楽になる
実は僕たち『いなっち夫婦』は今月、現在の岡山県津山市から岡山市庭瀬へ引越します。
3人の子ども達が家から全員出たこと、県外への講演や研修に移動する利便性などを考え決めました。
これからは、自宅でカウンセリングや少人数でのセミナーも可能ですので、今後ともよろしくお願いいたします。
さて、結婚してから25年を迎える僕たち。長い年月で積もりに積もった家にある『モノ』の量が半端ない!
昨日は本やCDなど、車で2回に分けてリサイクルショップへ売りに行ったのに、書籍類だけでこんなに段ボールができてしまいました。
でも、かなりの量を断捨離できて、とてもスッキリした気分ですよ。
親が子どもへ求める『べき』を断捨離出来たら、間違いなく同じような気分になるはず!
段ボールを見ながら、妻と『べき』の話になりました。
妻「子どもに対して、こうするべきが強い人は苦しそうだねえ」
僕「手放してしまえば楽になるんじゃけど、手放せない理由があるんじゃろうなあ。」
妻「親が一人で苦しむのならいいけど、そこへ子どもが巻き込まれるから辛いんだよね。」
子どもを犠牲にすることが一番つらいですよね。だから、まずは親が変わらなきゃいけないって講演で伝えているんです。
子どもが自分に責任を持てるために親がするべきこととは?
僕のブログを読まれている方から、次のような感想をいただいたことがあります。
「ブログを読むたびに、すごく自分にとってタイムリーで心にズキズキ響きます」
「でも頭ではわかっていても、つい子どもにはイライラして言ってしまうんです」
こういった親御さん、結構多いと思います。
子育てを一生懸命やっていると、子ども対してイライラすることがあって当然です。
そこには、子どもへ求める『こうあるべき』が必ずあって、それが予想と違って裏切られるから、腹が立ったり、イライラする原因となるわけなんですよね。
なんでもかんでも、ガミガミ言うのは子どももしんどいですし、言う側の親もしんどいですよね。
子どもはこうあるべきという親の『べき』を、ぜひ一度書き上げてみてはいかがでしょう?
勉強に関する『べき』
遊びに関する『べき』
服装に関する『べき』
などなど・・・、いろんな『べき』があるはずです。
果たしてその『べき』が、子どもにとってものすごく重要なのか?そんなに重要じゃないのか?
一度仕分けして整理したら、意外とスッキリするかもしれませんよ。
親は良かれと思って『こうあるべき』が出来ていない子どもへ忠告します。
でも子どもは、言われなくてもわかっているんですよね。
口うるさく言われると、行動する気持ちはダウンします。
「言われんでもわかってる」とか「うるさいなあ。やる気失せるし」なんて反論され、余計に腹を立てることになって、最終的に親も子どもも、イヤ~な気分。
だからいっそのこと、ときには何も言わず、子どもを見守ってみましょうよ。
「子どもが失敗したらどうするの?」
そう思われるかもしれませんが、失敗させたらいいんです。
「行きたい高校いけなかったらどうするの?」
行けなかったら、別の高校で頑張ってくれたらいいんです。
志望校へいけなかったのは自分の責任ですから、自分でなんとかしようとします。
逆に、親が「あーしろ、こーしろ!」と、子どものあらゆることに口出してやらせていると、失敗した時に子どもはどうすると思います?
「親のせいでこうなった」とか「もっとこんなふうにしてくれたら合格できた」と、自分の責任を親のせいにしますよ。
さあ、子どもに対する親の『べき』。あなたはどうですか?
多すぎるようなら、ぜひ一度『べき』の断捨離をやってみましょうね。
そして子どもには、『自分の生き方に責任を持てる大人になってほしい』と僕は思うんです。
だから、子どもが解決すべき課題に、親か土足で踏み込んではいけません。
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