怒りの取り扱いアドバイザー・元中学校教師いなっちこと稲田尚久です。
8月に入って夏休みも中盤戦に入りましたね。
日本全国のお母さん「笑顔ですかー!?」
「笑顔があれば何でもできる!行くぞー!1・2・3笑顔ダアー!」
アントニオ猪木さん風に、猛暑と子育てのイライラを乗り切るために書いてみました(笑)
ダラダラの我が子にイライラ。グデグデの夫にイライラ。
そんな毎日を過ごすお母さん。
うちの娘もグデグデ、ダラダラでしたよ。
子供が勉強する姿で安心しているのは危険
娘が高校生のときのこと。夕食後はテレビの前でダラダラな娘。それを見て妻との会話。
僕「すげえなあ、あのダラダラ感。世間の親は、あの姿見ていたら許せんのじゃろうなあ。」
妻「そうねえ。そういう人は多いね。」
僕「子どもが宿題や勉強しとったら、親は安心するんじゃろうけど、俺はそれよりも素の娘の姿が可愛いわあ。ハハハ。」
僕も妻も、『ありのまま』の娘の姿を見て、いつもニコニコ。可愛くてたまりませんでした。
ところがその逆に、勉強している子どもの姿を見るほうが安心する親もいるんですよね。
これって、子どもにとっては重荷ですし、とても危険なことが隠れています。
僕が出会った生徒で
「うちの親は、勉強している姿さえ見せていたら喜ぶ。」と言う生徒がいました。
でも、それは子どもにとって不満ばかりたまっていくので、結局その不満は大きな反動となって現れてしまいました。
家でダラダラする子供は安心
こんなことを妻と話をしたことがあります。
妻「子どもや旦那がダラダラする姿を見てイライラするのは、自分がダラダラできないからだと思うよ。」
僕「それは、子どもや旦那に対する嫉妬心ってことかなあ?」
妻「そうそう、そういうこと。」
なるほど、妻だからこそわかる気持ち。
妻「だからといって、子どもや旦那にイライラぶつけるのは違うよ。」
妻は、自分の嫉妬を子どもや夫へぶつけるのでは、解決しないということをわかっていたんですね。さすがです。
家庭は安心出来る場所。だから、子どもはダラダラするんです。それは、正常な行動。
①親の描いた理想通りに行動できる
②何でも自分でできてしっかりしている
③手がかからず困らない
①~③に当てはまる場合、気を付けたほうがいいです。安心しないでください。
もしかしたら、子どもは本当の自分の姿を出せずにいるかもしれません。
親から見た『いい子』を演じていて、本音を言えないまま、ずっとがまんしているかもしれません。
僕が教師時代に感じていたことは、学校で友だちに意地悪したり悪口言ったりする子どもに、『家では親の躾をしっかり守っている』とか、『親の言うことに従順』だったという子どもが意外と多くいます。
だから、家でダラダラしている我が子を見たら安心してください。
「我が家は子どもにとっていい家庭だ」って。
夫は妻の気持ちを察して受け止めましょう
とはいえ、妻にばかり負担をかけてはいけません。日々、妻の心にたまっているマイナス感情。
夫は『察する』こと。そして『抜く』こと。
そのためには、妻の話を聴く。でも、ここで大切なことがあります。
『妻の話を聴くだけでいい!』
何も評価や指示は必要ありません。ついつい言いたくなるかもしれません。絶対に言ってはなりません!
「うんうん」
「そうかあ」
「しんどかったなあ」
それだけでいいんですよ。
それができないお父さんは、前回のブログ信頼される親になる秘訣とは?子供の話を批判せず最後まで聴くを参考にしてくださいね。
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