悪い所を叱る よりも大切なことがあります!
岡山発、思春期の子育てにアンガーマネジメントとコミュニケーションの研修・講演の講師、元中学校教師いなっち先生こと稲田尚久です。
10月から12月にかけて子育て講演会を多くさせていただきましたが、最近の講演会のテーマはアンガーマネジメント以外のほうが多いんです。
最近多いのは、子どもへの関わり方で大切な『思考の変換』について。
これにはコツがあるんですが、実はすごくシンプルなんですよ。でも、世の中のお父さんやお母さんは、これが難しいんだろうなあ。
娘を叱る必要がないと判断したのはなぜか?
娘が高校生のとき、冬にこんなことがありました。
娘は出かける前にマスクをします。ある日の朝、娘はマスクの袋をゴミ箱へ捨てずに、テーブルの上へポイっと放り投げました。
「ここへ置くのか?もうー」と、僕は笑ってゴミ箱へ。
このやり取りをご覧になって、どう思いましたか?
「娘に甘すぎる!」
「なんで、娘を叱らないの?」
きっとこんなこと思われたでしょう?
僕の考えはこうです。
・朝の忙しいときだからこんなこともある
・朝は気持ちよく送り出してやりたいから
・ここで叱ることにあまり効果はない
・僕の目の前にゴミ箱があるから僕が捨てておけばいい
僕としては、叱る必要性を感じなかったわけです。
どうして叱る必要性を感じなかったのか?
次のページへ続く。
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