怒りの取り扱いアドバイザー・元中学校教師いなっち先生こと稲田尚久です。
4月から高松で専門学校生となる娘。いよいよ今週末からは、一人暮らしを始めます。
実は、高校生の時から付き合っている彼氏も同じ系列の専門学校へ行くことになり、すでに高松で一人暮らしを始めているようです。
ということは、どういうことか?
娘にとっては『バラ色で超ハッピー!』な生活が、いよいよ来週から始まるというわけでございます。
それなのに、なんと今日は彼氏がわざわざ我が家へやってくるらしい。来週まで待てないのか!?
さらに毎日毎日、娘の部屋からは彼氏と電話で楽しく話をする声が聞こえてくるんですよ。
娘と彼氏の様子が自分にそっくりだったことに驚く父親
そんな娘の様子を見ながら、妻とこんな会話をしたのです。
僕「来週から自由に彼氏と会えるというのに、明日わざわざ来るなんて、まあ元気なことじゃなあ」
妻「ほんと、若さってやつよね」
僕「それに毎日よくまあ飽きずに電話するよな。話すことあるんかなあ?」
妻「そのセリフ、うちの実家のお父さんも言ってたこと思い出した!」
僕「えっ!?そうだったの?」
妻「なんか面白いねえ。娘が自分たちと同じことやってて」
僕「うわあー!なんか恥ずかしいわ」
妻「あなたも、どんなに仕事忙しくてもしょっちゅう岡山から名古屋まで来とったし・・・」
僕「う~ん・・・。なにも言えん」
すっかり自分のことを忘れていました。
そういえば僕も妻と結婚する前は、毎日のように電話をし、週末に名古屋へ行くといった生活をしてましたね。
あの当時は、携帯電話も持っていない時代。家電話にかけて数時間話すとか、妻の両親にも相当な迷惑をかけていたはず。
でも妻の実家の両親は、妻へ会いに行けばいつも嫌な顔をせず家に泊めてくれてたんですよね。
いやあ~、今思うとよく平気でやっていたなあ~・・・。娘の彼氏のことを、とやかく言う資格はないですね。
親だから偉いわけじゃなく、子どもを人として尊敬すること
自分だって過去を振り返るといろいろと経験してきてます。
ところが親と子どもという関係になると、なぜか親のほうが子どもよりも上だという意識が芽生えてきちゃうんですよね。
「子どものくせに親へ向かって偉そうな口叩くんじゃない!」なんてこと言ったり、言わなくても思ったりしてませんか?
これって、『子どもは未熟』という意識がどこかにあるんだろうと思います。
たしかに親の方が子どもよりも長く生きていますし、経験していることも多くあります。
でも子どもといえど、人格のある一人の「人」ですよね。
親より知らないことは多いかもしれませんが、親とは違った大人にはない視点を持っていたり、発想をすることができるのが子ども。
子どもの持つ才能の素晴らしさを、親も尊敬して認めてやったほうがいいです。
子どもがすることに対して「しょうもない」って簡単に片づけず、一人の人格ある人として接してやることが、子どもの成長には大切だと思いますよ。
我が家の娘と彼氏に対しても、「お互い夢中になれる楽しい時期なんだろうな」って、あたたかい目で見守っておこうと思います。
そして、3人の子どもがついに全員家を出ることになるということは、これから妻と二人だけの生活が始まるんです。やっときたー!新婚生活(笑)
「えー!?妻と二人で仲良く過ごすなんて考えられない!」という男性のために、夫婦が上手くいくためのコツを『家men』というサイトで、数回にわたり連載することになりました。ぜひ、ご覧ください。
第一回目はこちら➡今日からできる!夫婦喧嘩にならない“怒りのコントロール”の3つの暗号とは?
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