怒りの取り扱いアドバイザー・元中学校教師いなっち先生こと稲田尚久です。
昨日は早朝からフェイスブックやインスタグラムに不具合があったみたいです。
そんなこととは朝起きたときには知らなかった僕。毎朝ブログをフェイスブックへ投稿するのが日課。
さあ~て、今日のブログを投稿しておこうとブログのリンクを貼りつけても、いっこうに投稿できない。
パソコンを再起動させてみたり、スマホでチャレンジしてみたり・・・、おかしい上手くいかないぞ?
もしや、我が家のWi-Fiに不具合でも起きたか?と思って、スマホのWi-Fiを切ってみても上手くいかない。
ネットで調べてみると、世界的に不具合が起きているとのこと。それならどうしようもできなし、機械の故障じゃないからまあ一安心。
しかし、ずっと朝からその対応をしていた僕は、かなり不機嫌な表情でやっていたようです。
「朝から大変だったね。イライラしてたんだね」と、妻が優しく笑顔で声をかけてくれました。
「う~ん、そうなんよ。ごめんなさい、不機嫌な顔をして」と、僕も素直に謝罪。
怒ることも泣くことも目的がある
さて、今回の朝の出来事を冷静に振り返ってみると、僕は『イライラする』ことに目的を持ってやっていますね。
アドラー心理学では、「人の感情も行動も目的がある」といいます。
フェイスブックへ投稿できないから、イライラしたのではないのです。
フェイスブックへ投稿できないことに、イライラすることを選んだだけ。
そして、イライラする行動には目的があるんです。その目的とは?
『イライラすれば、妻は僕へ優しい言葉をかけてくれる』』
ということでしょうね。
でも実際には、イライラしている最中は『妻に優しい言葉をかけてもらいたい』なんて全然考えていません。
こういった行動は、成長する過程の中で自然と身につけていくのです。
幼いころ怒ったとき、「まあまあ、どうしたの?」と母親から優しい言葉をかけてもらったという経験からくるものだったりします。
僕は覚えていませんが、3歳の頃に弟が生まれて、それまで一緒に母親と寝ていたのにある日突然、祖母と寝ることになりました。
どうすれば、もっと自分に母親が関わってくれるか?
そのときに、『怒る』『泣く』といった行動を自然と学習していったのだろうと思います。
未来を変える目的を持れば人生は豊かになる
感情は自然に生まれるものですが、出来事が起きたときにどんな意味付けをするかで、その後に生まれる感情も変わってきます。最近のブログへも書きましたね➡わがままな子供と見るか?素直に気持ちを表現できると見るか?
そしてそこには、何かしら『目的』があるので、自分の意思でどんな目的を達成したいのかを考えてみるといいでしょうね。
過去は変えられませんが、過去の出来事を振り返ることで自分の思考の癖に気づけば、目的もだんだんとみえてくるかもしれませんね。
自分の行動は自分の意思で決めている。自分の人生は自分の意思で変わっていくんです。
もし、「変わりたいのに変われない」という自分がいれば、それは変わりたくない目的があるからです。
「悩みを解決したいのに、解決できない」といったことも、悩みを解決したくない目的ががあるからです。悩みを聴いてもらうことが目的かもしれませんね。だって悩みがなくなれば、もう誰からも優しく構ってもらえなくなるからです。
さあ、あなたはどう自分の人生を生きていきますか?生きるというのは、日々自分の意思で選んで行動しているということだと思います。
出来事や人のせいにするより、自分の人生は自分しだい。過去を見るより未来を見て、今と今からを自分ででもっと楽しくしようとすれば、どんどん豊かな人生になりますよ。
「そんなこと無理!」って思うのもあなたの意思ですから、どうぞそれはご自由に。そう思うことにも『目的』があるのでしょうけどね。
さあ今日は、初の東京での講演を楽しんできます。
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