怒りの取り扱いアドバイザー・元中学校教師いなっち先生こと稲田尚久です。
先日中学校1年生へアンガーマネジメントの授業をさせていただいた中学校からいただいた感想で、とっても印象的は感想があったんですよ。
素敵な親子関係だなあって感じたので、ぜひご覧ください。
親は子どもの気持ちを受け止める姿勢でいること
私はたいていおこらなくて自分でイライラしたりするけど、いつも人まえではニコニコしてて明るいので、家で一人になるとばくはつすることがたまにあります。
私の助けになってくれるのは母で、いつも帰ってくると「今日どうだった?」と優しく聞いてくれます。
家に帰ってイライラしてる子どもへ「なにイライラしてんのよ!ちょっと落ち着きなさい」とか、「親に八つ当たりしないでよ!」とか、つい言いたくなりませんか?
感想を書いてくれた生徒のお母さんは、そんなことも言わず、子どもの気持ちを受け止める姿勢が素晴らしいですね。
『受け止める』ってことだけで十分なんです。ただ、この受け止めることが、なかなか上手くできない人も多いようです。
それは『受け止める』と『受け入れる』をごっちゃに考えたり、勘違いしているかもしれないんですよ。
【受け入れる】とは?
人の意見や要求などを認める。
出典:goo辞書
【受けとめる】とは?
事柄の意味をしっかりと理解する。
自分の問題として認識する。
出典:goo辞書
似たような言葉ですが、大きな違いがありますね。
子育てもカウンセリングマインド
「学校で友達からバカにされてイライラする!あいつ、許せん!」と子どもが言ったときに
「とんでもない友達がいるな!そんなやつには言いかえしてやればいい!」と言えば、『受け入れる』です。
「そうかあ、腹が立ったんだね」と言えば、『受け止める』です。
『受け入れる』という立場をとると、相手に同情してしまいがちです。同情をしていると、事実を客観的に見ることが難しくなってしまいます。
『受け止める』という立場をとると、同情ではなく共感なんです。共感することはとても大切。
子育てにカウンセリングマインドを活かすと有効
僕は産業カウンセラー養成講座に半年間通い、試験に合格して資格を取得しました。ですから、練習に練習を重ねているので共感するコツも勉強していない人よりは、分かっているつもりです。
だからそれを読者の人へ求めませんよ。ただ、子育てにカウンセリングマインドを活かすと有効なんですよ。
親にカウンセラーと同じことをしてほしいとは言いませんし、カウンセラーになれなんていいませんし必要ないです。
でも、カウンセリングのコツは少し知っておいて、日頃の生活で使っていけば子育てもですし、仕事の場面でも役に立つはずです。
すこしそれを体験してみようと思われるなら、3月9日お待ちしてます。
アンガーマネジメント、コミュニケーション、子育て
子どもから大人まで、岡山発どこへでも
研修や講演のご相談はお気軽にどうぞ!
数人の子育て座談会から企業研修まで対応
企業での社員カウンセリングも対応
この記事へのコメントはありません。