昨日のこと。いつもなら決まった時間に起きてくる娘がいっこうに起きてこない。さすがに高校に遅刻するんじゃないかと思い、妻が声をかけましたが、かなり遅れて起きてきました。
どう考えても遅刻する時間。こんなことは初めて。でも私たちの心配をよそに、朝ごはん食べながら楽しそうに話もするというマイペースさ。
少し疲れもたまっていたようですが、あんなにゆったりと遅刻していける娘に、僕たち夫婦は目を丸くしましたよ。
学校へ遅刻しそうでもマイペースな娘に笑顔になれる理由とは?
だって、僕たち夫婦の中高生生活で考えれば、学校へ遅れるなんて許されないことで、もし遅れるならばすごく罪悪感があって、恥ずかしいって思っていたことですから。
「疲れがたまっているなら、高校やすんだら?」って、聞いたのですが、本人は行く気満々。我が家は、子どもが学校休みたければ休ませる主義なので、休むこと自体には全く抵抗ありません。
でも、基本的に学校が大好きで、よほどのことがないかぎり休まない娘。今まで遅刻したことのない娘。だから今回、堂々と遅刻できる娘にはビックリでした。
でも、そんな娘を見て僕たち夫婦は「いいよねー、私たちには考えられないことだけど。あれが娘の強みだよね。ハハハ」って、妻と笑いながら話したんです。
これでいいと僕たち夫婦は思っています。「そんなことでは、将来困るのでは?」と思われる人もいるかもしれません。
いいんですよ。それならそれで、そのときに娘が自分でなんとかしていけばいいこと。娘が乗り越えていくべき課題です。
良いイメージを描けるポジティブ思考の娘に見習うといい
さらに娘は、以前にこんなことを言ったことがあります。
「やりたくないことするときや、やる気の出ない時には、その日にある、いいことを探して考えると時間が早く経ったり、もっと楽しい気分になる」
超ポジティブ思考なんです。でも、これは大切ですよね。
「失敗したらどうしよう?」と思えば思うほど、失敗してしまうってことありますよね。
競泳で数々のメダルを総ナメしたマイケル・フェルプス選手も、成功イメージを大切にし、寝る前と起きた後に最高の泳ぎをイメージするというイメージトレーニングを毎日やっていたそうです。まるで自分のVTRを観ているかのような鮮明なイメージを浮かべていたとか。
さて、今回の我が家の女子高生娘。フェルプスのようなものすごいイメトレをしているわけではないと思いますが、良いことをイメージするというのは非常に気持ちを安定させます。
アンガーマネジメントのテクニックに『イメージリラクゼーション』というものがあります。自分がリラックスできる場面をイメージするんです。そのときに体に感じる心地よさも、できるだけ鮮明にイメージします。こうすることで心を落ち着かすというわけです。
良いイメージを大切にする。良いことを考える。こういった思考は、習慣化されて自然と身についてきます。逆も同じで、否定的な思考も習慣化されて身についてしまいます。
自分に対しても他人に対しても、否定的になってしまうと些細な事でイライラしたり、自分や他人を責めるということになりますよね。
怒ることは悪くない。でも、なんでもかんでも否定的に捉えて、自分でイライラの素を増やしていくのは、健康的ではありませんよね。
ちなみに、我が家の女子高生娘、どんな良いことを考えるのか?
美味しい晩御飯が待っていることを考えるのだそうです。美味しい晩御飯があるだけで幸せな気持ちになれる娘。見習わないといけませんね。
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