怒りの取り扱いアドバイザー・元中学校教師、いなっち先生こと稲田尚久です。
さて、高校受験を控えた中学3年生のお子さんを持つ親御さん。毎日子どもの様子を見ながらイライラモヤモヤしていませんか?
今回はそんな親御さんの心がホッとするコツについてお伝えします。
受験勉強せずに娘が作ったものに家族全員大笑い
3年前、我が家の末娘が中学校3年生で高校受験のときのこと。熱心に机に向かっていたのです。勉強の苦手な娘でしたが、ついにやっとやる気出したかって思ったのです。
しばらくすると、娘が僕の所へうれしそうに何か持ってきました。
娘「これ見て~」
僕「なになに・・・、貯金箱作ったんじゃな」
勉強がんばってるのかと思いきや・・・。トホホ。そして、その手作り貯金箱を手にとって見ると、大笑い。
僕「おっ、おい!この字はなんじゃあ?ハハハハハ」
娘「あっ・・・。ハハハハハハ」
僕「お金を頂戴する箱か?ハハハ」
妻や次男もやってきて家族全員大爆笑!しばらく笑いが止まりませんでした。
「お金を貯めるより、もらうところが娘らしくていいよね」と家族みんなで納得。
親は子どもの些細な出来事を喜びや楽しみに変える努力をすればいい
受験勉強やってるのかやってないのかで親はイライラするより、こうやってたわいもない話題で家族みんなで大笑いできることに、ありがたさを感じます。
こういうなにげないことが、幸せなことなんですよね。もちろん、志望校には合格することもうれしいことですが、合格しなければ親が喜ばないとか、テストでいい点をとらなければ親が喜ばないとか、なにか成功しないと子どもの気持ちを汲んでやれないというのは、子どもにとってしんどいです。
特別なことじゃなくても、子どもといっしょに喜んだり笑ったりする。実はとっても大切なのです。今は余裕をかましている子どもだって、受験が近づいてくればピリピリしてきますから。
受験生を応援したのなら、親はこういった些細な出来事でも喜びや楽しみに変える努力をしてみましょう。それが親の役目だと思いますよ。
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