子どもに意見を言わせるコツ!親は自分を主体に経験を伝える
怒りの取り扱いアドバイザー・元中学校教師
いなっち先生こと稲田尚久です。
中学校3年生は、そろそろ進路希望を決め始めているのでは?
目標がはっきりしている子どもは、はっきり決めてしまいます。
でも、なかなか決められず迷う子どももいます。
そんなときに、親が子どもを不安にさせたり、責める言葉のかけかたはやめましょう。
前回のブログで書きましたよね。
前回のブログはこちら
↓ ↓ ↓ ↓ ↓ ↓ ↓
子供の不安を減らす!親は子供に起きてもない不安を口に出さない
では、具体的にどんな声掛けがいいか?
子どもへ「なんで」は、質問ではなく詰問になる
自分の意見や意思を、はっきり言えない子どももいますよね。
「あなたの意見をいってごらん」
と意見を求めても
「う~ん・・・」
って、黙り込んだり。
そうなると、親もイライラ。
「なんで言わないの!?」
「なんで黙っているの!?」
こうなると、子どもは責められる一方。
『なんで』が、責める言葉になってしまうのです。
これでは、質問ではなく詰問ですよね。
親は自分を主体にして経験を伝え、子どもへ意見をすぐ求めないこと
意見の言えない子どもは、意見を求められること自体、圧力を感じます。
自分の意見をどういえばいいか焦っちゃうんですよ。
だから相手に求めるより、親の意見をまず言えばいいんです。
例えば、子どもが進路選択で悩んでいるとき。
あなたはどう声をかけますか?
A「将来のことをまだ迷っているなら、専門科に行くよりも普通科の方が選択の幅が広いからいいと思うよ。普通科にしてみたらどう?」
B「中学生の頃は将来の夢なんて本気で考えていなかったから、私はまず普通科に行って、そこで自分が本当にやりたいこと見つけることができたよ。勉強は大変だったけど、普通科だったから選択の幅があって良かったよ。」
Aは圧力かけすぎですね。
あきらかに意見を押し通してます。
僕が教師時代に、進路で迷っていた生徒へはBの言い方をしていました。
『自分』を主体にして、自分の経験を伝えるんです。
そこに、子どもへ意見を求める必要はないですね。
あとは、ゆっくり考えて自分で判断すればいいですから。
親は子どもの意思表明を待つことです。
そのためには、自分のイライラと上手に付き合えるほうがいいですよ。
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