給料泥棒と言われた教師?愛のある叱り方は相手の心に深く残る
怒りの取り扱いアドバイザー・元中学校教師
いなっち先生こと稲田尚久です。
昨日は『世界教師デー』
世界教師デーとは、1994年から毎年10月5日に、世界教師機構によって行われる国際デーである。教師への支援を求めることと、将来を担う世代の子供達に、充分な教育を施せるよう求めることを目的としている。出典:ウィキペディア
教師をしていた頃の僕は、支援されてばかり。
生徒とはノリだけで一緒にやっていたなあ。
だから教師1年目は、同僚へ迷惑かけっぱなしでした。
教師1年目の東海市立名和中学校美術室にて。
給料泥棒と言われた教師1年目
美術の授業は成立してるのか!?
自分も一緒になって制作して楽しんでいたり。
生徒が美術室から出て、目の前の駐車場で遊んでいたり。
今思えば、とんでもない授業やってました。
だから、教頭先生からこっぴどく叱られたことも。
「稲田君、これじゃ給料泥棒だ!」
当時は「そこまで言わなくても」って思いましたが、言われて当然。
でも、管理職も先輩の先生がたも、なんだか温かかったですよ。
それはなんだろう?
『失敗を許す雰囲気』
これだったなあって感じます。
前回のブログでも書きましたよね。
➡子供も大人も失敗を許さない社会
許されるだけでなく、僕も素直に注意を受け入れ、このままではいけないと思ってやってました。
ある先輩の先生がすごくかわいがってくださり、妻と出会うことになった市内の青年部教員の忘年会へ誘ってくださったのも、その先生。
今では校長先生。
愛知へ帰省したとき、会って話をしたり、今でも付き合いがあります。
たった1年間だけ、常勤講師で勤務した僕。
それなのに、今でも付き合いをしていただけるなんて、こんなにありがたいことはないです。
忘れられていても、全然不思議じゃないですから。
愛のある叱り方は相手の心に深く残る
しょっちゅう注意をしてくれたり、叱ってくれた先輩の先生方。
教務主任の先生が言われた言葉を今でも大切にしています。
「いなっちはいつも謙虚で、言われたことを吸収しようとしているのがいい。新しいスポンジのようだな。そのスポンジをこれから先も常に吸収できるようにしておけよ。」
けっこう凹んでいた時期だったので、こんなに嬉しい言葉はなかったです。
そしてこの言葉は、ずっと今まで忘れることなく、僕の心に深く刻まれています。
厳しいことも言われましたが、冗談も言ってくれたり、日頃から僕のことをいつも気にかけてくださっていました。
愛のある叱り方って、叱り方のテクニック以前が大切なんだと思います。
人と人の関係を大切にしているかどうか?
これが、一番大切だと思うんですよ。
これは、子どもに対しても同じ。
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