妻は不機嫌じゃない!自分の気持ちを受け取めると妻を理解できる
怒りの取り扱いアドバイザー&元中学校教師
いなっち先生こと稲田尚久です。
昨日は、大阪でカウンセリングを終えて高速バスで帰宅。
妻にバス停まで迎えに来てもらいました。
妻の不機嫌な表情にソワソワモヤモヤ
車に乗り込むと
「さっき仕事から帰ってきて、娘のご飯用意したところ。今日中に、今日の仕事のまとめしなきゃいけないから、ご飯食べながら仕事する」
明らかに、しんどそう。
「大変じゃなあ。お疲れさん」
と言う僕の声にも反応なし。
不機嫌そうな状態。
それだけ疲れもピークなんでしょう。
だったら、そっとしておけばいい。
ところが僕は、妻の不機嫌な表情を見ると、すごくソワソワモヤモヤしてくるのです。
そして、以前だったらこう言ってます。
「なんで、そんなに不機嫌なん?!」
と、僕もイライラして妻を責めてました。
疲れがひどいのですが、機嫌が悪いと思ってしまうのです。
そうなれば、妻も怒ります。
当然のこと。
そこへ、僕も売り言葉に買い言葉。
ろくなことになりませんよね。
妻の不機嫌な表情にすごく敏感になる気持ちの原因は母親だった
ところが、昨日は違ったのです。
僕はじっくりと自分に問いかけてみたんです。
『なんで俺は、妻の不機嫌な顔に物凄く嫌な気持ちになるんだろう・・・?』
妻の不機嫌な表情にすごく敏感になる、この気持ちはどこからくるものなのか?
しばらく考えていると突然フッと頭の中に出てきたんです!
自分でもビックリしましたが、それは僕の母親の不機嫌な表情。
どういうときだったのかは、思い出せないんです。
でも、明らかに母親の不機嫌さを思い出しました。
母親の不機嫌さが、すごく嫌だった。
やっとわかったんですよ。
僕は母親から満たされなかったことを、妻に求めていた。
だから、妻が不機嫌になれば、子どもの僕が表れてきて、すごく嫌な気持ちになるんだって。
それがわかったとき、なんだかすごく納得。
そうか、そういうことだったんだって。
そうなると、妻に反応する必要もないなって。
じゃあ、母親を責めたいというわけでもない。
とにかく、モヤモヤが晴れた気分。
自分でもビックリするほど落ち着くことができたのです。
なんなんだろう、この不思議な感覚。
自分が感じている気持ちを否定せず受け止める
昨日もカウンセリングで、クライエントさんへ
「今の自分に起きている状況や気持ちを受け入れることですよ」
って言っていたことが、自分にピッタリと当てはまりました。
自分が感じている気持ち。
それを否定せず、まずは受け止める。
あらためて、その大切さを感じました。
そして、その気持ちはどこから来るのか?
それを考えることが、自分と向き合うこと。
それは、自分を大切にすることなんですよ。
自分を大切にすることができれば、他者を大切に考えることもできます。
このブログを書き終え、妻に内容を確認してもらいました。
すると妻がこう言ったのです。
「不機嫌ってとらえられると私は疲れを訴えることができなくなる。不機嫌さと疲れとは別なのよ」
妻は不機嫌なんじゃなくて、ただ疲れているだけ。
疲れている表情を出すのは、当然のこと。
結婚24年目でやっと、腑に落ちました。
もっと早く気づいてきたかったですが・・・。
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