子育ては最小限のリスク管理でいい?災害と子育ては違う理由とは
怒りの取り扱いアドバイザー&元中学校教師
いなっち先生こと稲田尚久です。
昨日の台風の被害はいかがだったでしょうか?
災害には最大限のリスク管理が必要
台風に備えて、ベランダや庭のものを片づけたりしていても、予想外のことが起こったりします。
我が家でも、記憶が正しければ平成16年10月の台風で予想外の被害があったのです。
当時、台風で勤務校は臨時休校。
とはいえ、学校へは行っています。
お昼すぎだったか、妻から電話が。
「うちの物置小屋が飛んでいきそう!」
すぐに年休を取って家に帰りました。
帰る途中も、いろんなものが飛ばされていて、すごく危険だったことを覚えています。
そして家に到着。
なっ、なんと、物置小屋の壁面が傾いたのでトタンの屋根が風にあおられやすい状態になり
このままだと隣の家にトタンが激突する危険性が!??
コンクリートで固めた地盤に埋め込まれた柱がもぎ取られ、トタン屋根がいつ吹っ飛んでもおかしくない状態に!
それを見たぼくは
「これはやばい!トタン屋根が飛んで行ったら、隣りの家に被害が出る」
僕はどうしたと思いますか?
浮き上がる屋根に飛びついたのです。
そして、物置小屋はまた地面に戻りかけました。
一件落着。
かと思いきや、そのとき物凄い突風が!?
(当時の状況を妻が描きました)
僕は物置小屋にぶら下がったまま、飛ばされそうに!
そのとき、となりの家の人が出てきて、僕の足をつかんで元に戻してくれたんです。
この時だけは、本当に死ぬかと思いましたよ。
そして、僕の様子を見ていた妻がロープをもってきて
「あなた何をやろうとしている!?このロープを早く車に巻け~!」
と言いました。
我が家の車を物置小屋横につけて、ロープで小屋と車を結んで一晩無事に過ごせたんです。
でも結局、物置小屋はボロボロで翌日解体しましたけどね。
子育ては最小限のリスク管理でいい
何事も予想外のことは起こるもの。
それは子育てでも同じ。
親の描いたとおりにいかない。
親が子供のリスクを取り除いたって、いろんなことは起こるもの。
そして、起きたことにどう対処するか?
そこが大事ですよね。
災害へは、最大限のリスク管理が必要です。
でも、子育ては逆。
子育ては、最小限のリスク管理でいい。
子どもが遭遇する出来事が、子どもの大切な経験値になるから。
どんどん、いろんな経験させてやりましょう。
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2018年9月13日玉野市
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