子育てに外発的動機づけはダメ!子供の発言を肯定的に受け止める
怒りの取り扱いアドバイザー・元中学校教師
いなっち先生こと稲田尚久です。
昨日は台風の影響で大阪から危うく帰れなくなるところでした。
午前は、個人カウンセリングの仕事。
午後は、選ばれる講師力アップ講座の受講。
朝の段階で、帰りの高速バス会社から運休の電話。
こりゃヤバイと思い、午後の講座をキャンセルしてカウンセリング後、高速バスで帰ることに。
12:30の急行は運休。
なぜか13:00発の特急は動いたので、無事に帰ることができました。
今日は鳥取県教育委員会の研修をする日だったので、絶対に帰らなくてはいけない。
もう、ドキドキヒヤヒヤでしたよ。
子供の言うことを全否定するより肯定的に受け止める
さて無事に高速バスも出発。
僕の席より後方に、子連れのお母さんが座ってました。
子どもは2~3歳くらいの女の子。
グズグズ言ってます。
狭い車内は退屈ですもんね。
こんな声が聞こえてきました。
子「つぁむーい(寒い)。お母さんつぁむい!」
きっと冷房の送風口が子どもへ向いていたんでしょう。
するとお母さん
母「寒くない!お母さんは寒くないよ!静かにして!」
厳しい口調で、子どもの言うことを全否定。
周りに迷惑が掛かることを気にされたんでしょうね。
お母さんの気持ちもわからなくはないですが、まずは子どもの気持ちを受け止めることをしてほしいなあと思っちゃいます。
「そうかあ、寒いんだね」
って、まずは肯定的に受け止めるだけでいいんです。
「寒くない!」
って、強引に否定しても、子どもは「寒い」って感じているわけです。
納得できませんよね。
子どもへ外発的動機づけで行動させると自主性が育たない
さらに、このお母さん
「静かにしてないとバスから降ろされるよ!」
って、子どもへ言ってました。
いやいや、降ろされませんよ。
降ろされるから、静かにするの?
降ろされなかったら、静かにしなくていいの?
これって、怒られるから静かにするのと同じ。
怒られなきゃ、やってもいいことになってしまいます。
なんで静かにしなきゃいけないのか?
そこを伝えてほしいです。
怒られるから行動する。
褒められるから行動する。
褒美をもらえるから行動する。
これを『外発的動機づけ』といいます。
その逆が『内発的動機づけ』
幼い頃から、外発的動機づけばかりで子どもを行動させようとしていると、子どもは自分から判断して行動しようとしなくなります。
あなたの子育ては、どちらの動機づけをつかってますか?
アンガーマネジメント、コミュニケーション、子育て
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