心の栄養素とは?心が満たされない子供は注目を浴びようとする
怒りの取り扱いアドバイザー・元中学校教師
いなっち先生こと稲田尚久です。
前回のブログで書いた子どもの欲求について。
前回のブログはこちら
⇒子供の欲求を満たせばやる気が湧く!親が子供を理解するとは
心が満たされない子供は注目を浴びようとする
お金、名誉、地位、権力・・・。
求めるものは全て得られたのに、なぜか心が満たされない。
こういう気持ちになる人は、
・親に関わってほしいときに関わってもらえなかった
ということが考えられます。
では、その続き。
親にもっと関わってもらいたかった子どもはどうするのか?
わざと注目を浴びる行動をとるんです。
・友達にちょっかいかける
・授業中わざと大きな声を出す
こうやって、周りからの注目を浴びようとするんですね。
心の栄養素ストロークは生きていくために必要
僕たちの身体は生きていくために栄養が必要。
健康に生きていくためには、バランスの取れた食事で栄養を補給したほうがいいですよね。
でも、ものすごく腹が減っているときには、バランスよりもとりあえず腹をふくらませたい。
少々マズくてもいいから、今あるものを食べる。
そんな経験はありませんか?
同じように、心も栄養が必要。
心を満たす栄養のことを
『ストローク』
っていいます。
ストロークは心の栄養素。
人間が生きていくためには、心も栄養で満たさなくてはいけないんですよ。
ストロークが不足すれば否定されても満そうとする
ストロークには
・肯定的ストローク
(プラスストローク)
・否定的ストローク
(マイナスストローク)
2つに分けられます。
肯定的ストロークとは?
なでる、ハグ、握手、手をつなぐ、タッチ、感謝、勇気づける、共感、ほめる、挨拶など
人からされて嬉しいことですね。
否定的ストロークとは?
諭す、注意する、反対する、叱るなど
人からされて嫌な気持ちになりやすいこと。
さらに否定ストロークよりもダメージを受けることを
ディスカウントといいます。
拒否、否定、無視、無関心、けなす、陰口、皮肉、嫌味、にらみつける、信頼しないなど
人間は、誰かと関わっていたい。
関わってもらえないことが一番辛い。
関わりが無くなれば、生きていく価値が見つからなくなるのです。
だから、肯定的ストロークが親からもらえないと子どもが思ったとき、否定的ストロークでも欲しくなるわけです。
そこで、わざと友達や先生を怒らせることをする。
怒られる否定的ストロークでも、とりあえず心を満たしたいということ。
ディスカウントは嫌なんです。
あなたの子どもへの関わりはどうでしょう?
肯定的ストローク?
否定的ストローク?
ディスカウント?
考えてみてくださいね。
そして、否定的ストロークばかり受けて心を満たそうとした場合、それは温かい心の満たし方ではないので、これもいろんな弊害がでてきます。
そのことについては、次回のブログで。
関連するブログもどうぞ!
⇒子供のお試し行動を否定しない!承認欲求を満たす行動だから
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