三者懇談で親が失敗しないコツ!子供のダメ出しよりも大切なこと
怒りの取り扱いアドバイザー・元中学校教師
いなっち先生こと稲田尚久です。
三者懇談の時期ですね。
三者懇談は、成績表や通知表を見ながら担任が1学期を振り返っていくパターンが多いかと思います。
子どもの努力を親が否定してはダメ
子どもは、すごくドキドキ。
「先生は何を話すんだろう?」って。
そんな気持ちのところへ、いきなりダメ出しは良くないですよね。
僕は、子どもの頑張ったところをできる限り伝えようとしていました。
ところが親御さんによっては
「努力したことは認めます。でも、結果が出なければ高校入試では困りますよね」
と言われる方もいらっしゃいました。
隣に座っている子どもは、ブスッとした表情。
そりゃそうですよね。
自分なりに頑張っていたのに、それを否定されてしまったのですから。
一応、「努力は認めます」と言っても、それは認めたことになってませんよ。
言い方を変えればこういうこと。
「努力しても結果が出なければ意味がない」
親は子どもの努力を否定していることと同じ。
子どもの小さな進歩でも認めてやる
三者懇談は学期の締めくくりです。
だから、気持ちよく終わらせたほうがいいです。
僕も懇談の中では、次の学期へつながるような話はします。
けれど、ダメ出しだけで終わらず、希望を持てるような終わり方を心がけていました。
しかし、せっかく子どもを励ますことを言っても、親御さんが子どもに対して否定的だった場合は困ります。
どうか、お子さんへ否定的な言葉は言わないでください。
「これからどうする?」に目を向け
あたたかく励ましてやってほしいです。
小さな進歩でも、それは進歩。
認めてやってほしい。
子どもにダメ出しするより先生へ相談する
でもね、どうしても子どもに対して言いたいこともあります。
それは、子どもへ直接言わないほうがいいです。
言えば、親の不満を思う存分吐き出すだけ。
ガミガミ、クドクド・・・。
子どもは嫌になるだけ。
または子どもも反論して怒り、親もそれに反論。
売り言葉に買い言葉。
ろくなことにはなりませんよ。
そんなときは、担任の先生へ言ってみましょう。
懇談が終わってからとか、後日電話してみるとか。
親の不安を先生へ相談するのはタダです。
全然構いませんよ。
話をするだけで、モヤモヤもとれてきます。
子どもに不満を言わず、先生に相談。
ハードル高く感じるかもしれませんが、やってみればそうでもないですから。
関連するブログもどうぞ!
⇒子どものためと思うことが子どものためではないこととは?
子どもへイライラするのは親自身の問題です!
アンガーマネジメント、コミュニケーション、子育て
子どもから大人まで、岡山発どこへでも
研修や講演のご相談はお気軽にどうぞ!
数人の子育て座談会から企業研修まで対応
企業での社員カウンセリングも対応
この記事へのコメントはありません。