子供を支配する親とは?東京医科大へ息子を裏口入学逮捕で考える
怒りの取り扱いアドバイザー・元中学校教師
いなっち先生こと稲田尚久です。
私立大学支援事業の選定で、便宜を図る見返りに自分の子供を大学入試で合格させてもらったということで受託収賄の疑いで逮捕された文部科学省科学技術・学術政策局長の佐野太容疑者。
詳しいことは今後の捜査で明らかにされると思います。
僕はこのニュースを知って、親がやりがちな『親心』だろうなって感じたんですよ。
子どものためにならない親心
佐野容疑者がどういう事情でやったかわかりません。
でも親ですから、我が子のことを考えての行動でしょう。
ただし、それが本当に子どものためになるか?
ならないです。
「子どものために」
「あなたのためを思って」
この言葉ほど都合のいい言葉はないです。
子どものため=親自身のため
こういうことのほうが多いですよ。
親の課題と子どもの課題を分離して考える
今回の佐野容疑者の事件を考えてみると
大学を受験するかしないか?
受験勉強を頑張るか頑張らないか?は
『子ども自身の課題』
受験する子どもを見て不安になったりイライラするのは
『親自身の課題』
だから、親は自分の不安やイライラを自分で解消する方法を考えなくてはいけません。
ところが、子どもの課題なのに親が足を踏み込む。
それは子どもを自分の思うように支配したいんです。
だから子どもも親も、自分の取り組むべき課題がごちゃ混ぜになっておかしなことになるのですよ。
親の課題と子どもの課題を分離して考えることできていますか?
親は自分の課題を克服する努力をすればいい
今回の事件とまではならなくても、親は自分の課題を克服するよりも子どもの課題へ足を突っ込むことが多いなあって感じます。
でも子どもの課題を親が「解決したこと」にすると間違いなく「自立」が妨げられます。
これほど子どもにとって迷惑なことはないのです。
まずは、子どもに対してすぐにイライラしてしまう自分の感情との上手な付き合い方を学んでおきませんか?
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