祖父母が子供を惑わす?子育ては親が試行錯誤しながらやるもの
怒りの取り扱いアドバイザー・元中学校教師
いなっち先生こと稲田尚久です。
【爺ちゃん婆ちゃんは孫を可愛がるだけでいい】
親子関係でなにかしら問題抱えている子ども。
その背景に、祖父母の影響が見えることがあるんです。
子供にガミガミ言う祖父母に疲れてしまう
「ええっ!?」って思うかもしれませんよね。
僕は教師生活の中で感じてましたし、妻もスクールカウンセラーの仕事で同じことを感じると言ってます。
「お婆ちゃんが勉強や成績のことでうるさい」
と、子どもからの訴え。
「子どもが学校行けないと、お義母さんが『また休んだんか!』とか『子どもに甘すぎる!』と言われたりして、すごくしんどいです」
と、親御さんからの訴え。
親が試行錯誤しながら懸命に子どもに向かいあいけして甘やかしているとは思えない時に
否定されると、親のストレスが増して、子どもに悪影響を与えることがあるんですよね。
親は子供のペースを考えているのに祖父母が乱す
孫のことがかわいく将来を心配する気持ちはありがたいのですが
祖父母の時代の価値観と今では大きく違います。
日本の経済状況も良く、学歴が就職にも影響し、一度就職すれば安泰の時代。
だから孫の成績や進学に口を出したくなるんでしょうね。
祖父母が高学歴だったりすると、同じ道を歩ませようとするケースもあります。
「あんたはお婆ちゃんもお父さんも行ったA高校に行くんよ」
その高校へ行くのが当然のように、小さなころから言い続ける人も。
また、子どもが学校を休みがちになると、学校へ行けないことをすごく悪いことのように言われたりもします。
せっかく親が子どもの内面を理解しはじめ、孫が自分のペースで頑張ろうとしていても、祖父母が投げかける言葉で親や孫の不安感やプレッシャーを増大させてしまうことがあるのです。
祖父母に遠慮せず子育ては親が試行錯誤しながらやる
祖父母があれこれ言ってくる。
こんなとき、気を遣うと思います。
でも、子どものためにならないことは、受け入れてはダメ。
肝心なのは子どもの状態をよく見極めること。
少しずつでも安定の方向に進んでいるなら今まで通りやればいい。
祖父母の言葉でストップさせることはないのです。
そんな時は
「子どものことは、私たちや子どもを信じて任せてください」
と言うか、言えば角が立つようならば上手く聞き流すことも必要です。
このブログを読まれているお爺ちゃんお婆ちゃんは少ないかもしれませんが、ぜひ心がけてほしいことがあります。
孫はかわいがってやるだけでいいです。
親がイライラしているときの、緩衝役になってあげてくださいね。
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