親の言葉は子供へ呪縛となる!怒りの感情は悪ではなく必要
怒りの取り扱いアドバイザー・元中学校教師
いなっち先生こと稲田尚久です
【言葉は人格をつくる】
子どもにどんな言葉を使っていますか?
たまに子どもへ乱暴な言葉をかける親をみます。
「うるっさいなー!」「おめえ◯◯しろよ!」
親として悪気はないんでしょう。
でもそれって、子どもに大きな悪影響が!?
親が言う言葉は子供へ呪縛の無意識行動となる
「アホか?おまえは!?」
こういう言い方、親しみがあるかもしれません。
でも、それが日常的だったら危険ですよ。
「アホ」が記憶されます。
何度も言われれば、子どもの記憶へ残ります。
それは人の無意識の行動へ影響していきます。
「僕はアホだから」って。
自分のことを「アホ」だと思うと、頑張ろうって気持ちになりませんよね。
親の言葉は子供へ呪縛すると思ったほうがいいですね。
大人になっても悩みの原因になるのは親の言葉
「あなたは努力が足りない!」
て母親から子どもの頃言われ続けたという人がいました。
その人は職場での悩みがありました。
「人に頼ることができない」
なぜそういう気持ちになるのかを聴いていくと
「人に嫌われたくない」
「いい人でいなくてはいけない」
「自分のダメな部分を見せるのはよくない」
こういう考えが根底にあったのです。
それは親から言われ続けた言葉が、今の考え方に大きく影響していたそうです。
自分の行動に影響を与えている気持ちを考えてみる
イライラしたとき。
不安になったとき。
悲しくなったとき。
その気持ちはまず受け入れましょう。
感情は自分に必要だから沸き起こってきます。
蓋をしてはいけません。
なかったことにしてもいけません。
「ああ、今はイライラしてるんだ」
そう思って受け入れてくださいね。
そして、その時に考えるのです。
「この感情の原因は何だろう?」
「何が自分をこういう気持ちにさせているの?」
こういったことを考えてみるのです。
じっくり考えていくと、遠い過去の出来事に行き着くかもしれません。
怒りの感情は悪ではないから上手に付き合えばいい
怒りやイライラといった感情。
どうしてもマイナスなイメージ。
でもそれは必要だから自分に沸き起こっています。
「怒ってはダメ!」
「怒りを出すのはみっともない」
そうやっていくうちに、自分のメンタルまで不調をきたします。
だから、お父さんお母さん、自分を責めないでください。
「子どもに強く怒ってしまった」
そんなこともありますから。
親だからといって完璧である必要はないです。
「しまった」って思ったときはどうしてますか?
ついついこんな感じになってませんか?
「ここで引いたら負けたことになる!」
「いやいや自分は絶対悪くないから、もっと何か言わなくては」
でもそれって、どこかつらいでしょう。
「しまった!」と思ったときは
「イライラしてゴメン」
この言葉を子どもへ言えればいいんですよ。
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