子供の問題行動の原因は親だ!子育てに特別なことは必要ない
怒りの取り扱いアドバイザー・元中学校教師
いなっち先生こと稲田尚久です。
【子どもの本当の気持ちって?】
昨日は教え子から突然飲み会のお誘い。
夕食中でしたがせっかくなので行きました。
そして向かった居酒屋。
20年ぶりに会った教え子たち。
いろんな話で盛り上がっていましたが、ある教え子の話で僕は教師として何をしていたのか?
すごく反省の気持ちになったのです。
母親は子育てしないといった子ども
その教え子は、女性です。
中学生の当時は、いわゆる「ヤンキー」と言える存在。
教師から見れば、手のかかる存在。
いつも迷惑がられていました。
その生徒とお酒を飲んでいるとこういったのです。
「うちは母親が私の子育てしないから、近所の人が私を育ててくれた。今思えば、虐待で施設へ入れられるレベル」
それを聴いた僕。
そこまでだったとは何も知らず、自分は教師という都合だけで接していたことに、ものすごい情けない気持ちになりました。
母親が子育てを放棄しても子どもは育とうとする
その女の子がさらに教えてくれました。
「母親は今週はあの男のところへって感じで、私のことなんて見てくれなかった。本当は甘えたかったけど、甘えることはできなかった」
この子どもの人生を考えれば、学校でいろんなことするのは当然のことなんですよね。
それなのに当時の僕は、一方的な型通りの指導しかしていなかった。
彼女のことをなんにもわかろうとしていなかった。
ものすごく情けない気持ちになりました。
今は何に対してもありがとうと言える
こういう家庭環境だったけれども、近所のおばちゃんが彼女へ晩御飯食べさせたり、周りの人からの温かい支援があったそうです。
今は立派な社会人として、母親として頑張って生きている。
「どんなことに対しても【ありがとう!】って言える」
満面の笑顔で話していた彼女。
格好つけて言っているわけじゃなく、素直にそう言えているんです。
素晴らしいことだなあって思います。
僕なんてまだまだですね。
突然の飲み会でしたが、いろんなことに気づかされたのでした。
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