岡山コミュニケーション研修講演企画・元中学校教師いなっち先生こと稲田尚久です。
【教師はプロ意識を持て!】
昨日が始業式という学校が多いですね。始業式と言えば担任発表。
始業式での担任発表はドキドキで大盛り上がり
かつて務めた中学校では、始業式の後にそのまま体育館で担任発表がありました。
教職員が1列に並んで、教頭が順番に発表していきます。
1年生はまだ入学していませんから盛り上がりませんが、2年生からは盛り上がるんですよね。
担任は教頭から呼ばれたら一歩前に出ます。
「2年1組担任・・・」
僕は2年1組担任ではなくても、必ずその瞬間出ていました(笑)
「えー!?」「マジー!?」
という生徒の反応が面白くて。
誰が担任になるのかは、生徒にとってすごく興味津々。
僕も生徒の反応が1年に1回の楽しみでしたね。
教師はプロ意識をもってほしい
さて、学校によっては始業式が始まる前に、生徒玄関にクラス名簿と一緒に担任を載せておく学校もあります。
その理由が「全校生徒の前で発表すると先生によって反応が違って良くない」とのこと。
「う~ん・・・?そこまで気を遣う必要ないのでは?」と僕は思います。
生徒の正直な反応を受け止められないようでは、教師という仕事をできないでしょう?
それが嫌なら、自己研鑽すればいいんです。
ボランティアでやっているわけじゃないのです。お金をもらってやっているプロなのですからね。
子供の嫌われ役になる必要ない
また、こういう先生もたまにいます。
「嫌われ役になるから」
こう言われる先生の言い分はきっとこういうことでしょう。
「若い先生が言えない厳しいことを言う立場になる。だから、自分は生徒から嫌われる」
これも僕は違うと思うんですよね。
別に無理して生徒から嫌われる必要ないですよ。
ダメなことはダメと毅然と言える先生って、素晴らしいです。
そういう先生が生徒から嫌われているか?そういうわけじゃないですよ。
厳しく叱る先生でも、すごく生徒から好かれている先生いますからね。
自分で自分決めつけてはいけないと思います。
子供も教師も成長できる可能性を持っている
以前、教職員研修でアンガーマネジメントを伝えたとき「自分には難しい」と感想用紙に書かれた先生がいました。
心身ともにしんどい思いだったのかもしれません。余裕のない状態だったのかもしれません。
ただし、「自分はこんな人間だから無理。」とそう決めつけた以上、もう自分の可能性に蓋をしています。
でも教師って、子供たちへこんなこと言いますよね?
「あきらめちゃダメだ!」
そう言うならば、まずは教師自身がそういう姿勢を見せることでしょう。
そして、失敗する姿も見せてやればいいんです。
「あちゃー。やっちまった!ごめんね」
こういう一言、生徒の前で言えればいいんです。
関連する記事もどうぞ!
アンガーマネジメント、コミュニケーション、子育て
子どもから大人まで、岡山発どこへでも
研修や講演のご相談はお気軽にどうぞ!
数人の子育て座談会から企業研修まで対応
企業での社員カウンセリングも対応
この記事へのコメントはありません。