岡山コミュニケーション研修講演企画・元中学校教師いなっち先生こと稲田尚久です。
新年度の始業式。
子どもが一番気になることベスト3。
①仲いい友達と同じクラスになれるか?
②嫌な人がクラスにいないか?
③担任は誰になるか?
データを取ったわけじゃないですが、教師の経験上感じます。
クラス替えで仲良しの友達がいないと言ったらどうする?
始業式の日。
生徒玄関付近に貼られた、新クラスの名簿を見て
「キャー!一緒になれたー!」
「えー!?マジ?ありえんしー」
喜び、落胆、さまざまな反応を見てきましたからね。
仲いい友達と離れ離れになったとき。
これが結構子どもにとっては辛いこと。
もし我が子が家に帰ってきて
「最悪!全然仲いい人おらんし」
と言ったら、あなたはどうします?
親は子供に動揺するより気持ちを受け止めること
とりあえず、子どもの気持ちは受け止めてあげてくださいね。
文句を言ってもどうにもならないけれど、子どもは気持ちをわかってもらいたいから、愚痴をこぼすわけです。
まずは子どもが言ったことをそのままオウム返しする。
「そうなの?仲いい人いなかったかあ」
これだけでも、全然違います。
さらに子どもの表情がつらそうだったら
「それはつらいよね」
と、子どもの気持ちを受け止めた言葉を伝える。
自分の気持ちを親は受け止めてくれた。
そう思えることが大切ですね。
子どもが自分で乗り越えていけるサポートをする
ただし、いつまでも不平不満を言い続けているなら、気持ちの切り替えも必要。
「いい加減に気持ちを切り替えなさい!」
と怒ったら、せっかく受け止めた気持ちもどこかへいってしまいます。
子どもに一方的に言うより、考えさせてみるのも一つの方法。
親「仲がいい友達と同じクラスになれなかったのは辛いと思うけど、この状況ってあなたは変えられる?」
子「いや、変えられない」
親「じゃあこれは重要なの?重要でないの?」
子「すごく重要」
親「それだったら、これから自分ができることって何かある?」
子「うーん・・・。とりあえず明日は、去年一緒だった友達に声かけてみる」
こんな感じで、過去を変えるのではなく、今と未来に向けてできることを考えさせてみる。
これは、アンガーマネジメントの考え方なんです。
親子でアンガーマネジメント学ぶ必要性
生きていれば自分ではどうしようもない腹の立つこと、モヤモヤ、といった出来事に出会いますよね。
そんなときに、いかにその状況を受け入れた上で、建設的に物事をとらえられるか?
そして、その出来事をただの嫌な出来事で終わらせるより、なにか一つでも自分の経験値としてプラスにできるか?
これは子どもだけでなく、大人も同じだと思います。
起きた出来事は変えられなくても、意味のつけ方、とらえ方は自分で変えられます。
ぜひ日頃からトレーニングしておくことをオススメします。
それには、アンガーマネジメント学ばれるのが手っ取り早い方法。
今年度も早速、岡山県内、県外の小学校、高等学校から、児童・生徒向けの講演依頼が来ています。
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