子供を支配する怖さとは?教師も親も子どものためになっているのか?
怒りの取り扱いアドバイザー・元中学校教師
いなっち先生こと稲田尚久です。
人はコントロールできない。
これあたりまえ。
子どもと言えど、コントロールはできません。
昨日は兵庫県但馬農業高等学校で行われた、養護教諭の研修会でアンガーマネジメントと叱り方をお伝えしました。
保健室へ来る生徒の対応に追われる養護教諭の先生。
いつも子どもの気持ちを受け止め、僕はいろんな面で助けられました。
子供をコントロールするのではなく、常に温かい気持ちでありのままの子どもを受け止めてくれるんですよね。
子どもをコントロールするのが教育ではない
ところが、子供をコントロールしたがる先生がいます。
先生の言うことは絶対服従。
怒ることで子供を従わせる。
言うこと聞かない生徒は切り捨てる。
こういった先生は、怒れない先生を許せません。
「君の指導が緩すぎるから、子どもが調子に乗るんだ!」
「このクラスどうなってるの!?」
「うちのクラスではこんなことないですけど」
こういうことを平気で言うんですよね。
子どもになめられるという発想がおかしいのです
こういった先生がよく言うセリフ。
「子どもになめられる」
僕も若い頃、そんな気持ちを持っていました。
生徒からなめられてはいけない。
威厳を見せなくては。
でもそれは、勘違い甚だしいことでした。
威圧的な態度を見せなくても、子どもとは良い関係築けるんですよ。
なめられるなんて発想がおかしいのです。
教師が自分に自信もっていないことが原因
威圧的な態度で子供に接する先生。
それは子どもに本当の自分を見せる勇気がないから。
自分の弱さを見せられないんです。
だから、強い部分だけを見せようとする。
本当は自分に自信がないんですね。
できないことも子どもへ見せたほうがいいんです。
子育てで親も不完全な自分を子供へ見せればいい
親も子どもをコントロールしてはいけません。
親が子どもをコントロールすることは、教師以上に影響力が強い。
幼い頃から親の言うとおりにさせていく。
「あなたのためなのよ」
こういう決めセリフで子どもを納得させる。
こうなったら洗脳です。
そして子どもは、親を頼るようになります。
親はそれに喜びを感じます。
共依存ということになるわけです。
子どもは幼いうちに親へ依存しておけばいい
乳幼児期は親へ依存しなければ、子どもは生きていけませんよね。
それは人として当たり前なこと。
親への依存を経験し、心の安定を築くわけです。
ところが、思春期になっても親が子供の人生を支配するといけません。
子どもが失敗しないようにと言いつつ、結局は親自身が思い描く人生を子供へ押しつけているのです。
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