新人教師の悩み解決!威厳のある先生が指導力あるとは限らない
怒りの取り扱いアドバイザー・元中学校教師
いなっち先生こと稲田尚久です。
威圧的な指導をすれば子どもは言うことをきく?
昨日は兵庫県川西市教育委員会主催の留守家庭児童育成クラブ指導員研修会で講師を務めさせていただきました。
先月の川西市PTA連合会での講演がとても良かったとのことで、教育委員会の方から依頼をいただきました。
ありがとうございます。
さて、終了後お二人の方から同じような質問をいただきました。
お二人の質問の共通点。
「子どもになめられない指導力を身につけるには?」
といったことでした。
思春期の子どもが近づいてくるのは若い先生の強み
結論から言えば、
「自分が違和感を感じることはしないほうがいい」
「あなたの良さを活かしてほしい」
ということです。
若さは武器です。
生徒はどんどん近づいてくれます。
それが若い先生の強みですよ。
教師も失敗することが大切な経験値
僕も若い頃、今回の相談の内容と同じようなことを思っていました。
生徒との距離が近い反面、それは時として先生に対してなれなれしかったり、失礼なことを言ってきたりします。
若い頃の自分は、その場のノリで動いたり、生徒といっしょにふざけたり、よくやっていたんですよね。
先輩の先生から注意を受けることもありました。
だからもっと、ビシッと指導できなきゃいけないなあと反省したり・・・。
生徒に威厳のある指導はできないか?
生徒になめられてはいけない。
でも、そう思ってやればやるほど空回り。
上手くいかないんです。
教師と生徒の人間関係を築くことが指導につながる
あるとき卒業する生徒からメッセージをもらったことがあります。
「稲田先生はいつまでも稲田先生らしく、そのままでいてほしいです」
これには、ハッとさせられました。
もっと、自分の強みを活かせばいい。
ただ、ダメなことはダメという。
それは、威圧とか怖さで伝えるのじゃない。
普段から子どもとコミュニケーションとって、信頼関係を築いておけばいいんだって、わかったんです。
信頼関係が築けていると、ちょっと厳しいこと言っても
「稲田先生が言うならしょうがない」
って、思ってくれるんですよね。
威圧的な指導ではなく、大切なことは、いかに日頃から生徒との関係を築いておくかってことだったのです。
若い先生を温かい目で見守り育てる寛容さも必要
経験を積むと、自分が若い頃失敗したことなど忘れてしまっていることがあります。
若い先生のできていない部分ばかり気になってみたり。
でも、僕は若い頃自由にやらせてくれた先輩方のおかげで今があります。
若い先生に対して、温かい目で見守り、親も先生といっしょに子どもを育てていく寛容な気持ちを持つことも大切ではないでしょうか?
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